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週刊現代が公表!病院でよく使われる薬と「最新」副作用①

 

 

 

ころもです。

 

その副作用なら知ってる。

でも、本当にそうでしょうか。

 

原因不明の体調不良は長年飲み続けている薬に実は原因があるかもしれません。

 

発売前に行われる臨床試験は安全のために治験対象者を「健康に問題の少ない人」に限定しているといいます。

 

つまり、健康に問題のある人が飲んだらどういう副作用になるかは発売してみないとわからない、ましてやそれが長年飲み続けてどんな副作用を生じさせるのかなど一朝一夕にわかるはずもない。

年月を経たからわかること、年月を経なければわからないものもある以上、購入前の副作用をもってして「大丈夫」と安心するのはあまりに危険ということになります。

 

副作用こそ最新の情報を得なければ「何のための薬なのか」本末転倒になってしまうこともあるかもしれません。

 

ということで今回は、

 

2019年、11/23・30号『週刊現代』から、厚労省が2019年9月に発表した薬の処方数データをもとに、 「病院でいま一番よく使われている薬を100種、リストアップし、その一つ一つに最新の副作用情報を記したもの」 をご紹介させて頂きます。

 

薬の副作用100

 

〜降圧剤〜

【商品名(一般名)/分類】アイミクス(イルベサルタン/アムロジピン)
ARB・Ca拮抗薬

【副作用】
2016年、副作用に急性腎不全が追加された。尿量の減少や褐色の尿、血尿が出たら注意

 

【商品名(一般名)/分類】アジルバ(アジルサルタン)ARB

A【副作用】
血管がむくんで、まぶたや唇、舌が腫れることがある。気道が塞がって窒息死する恐れも。

 

【商品名(一般名)/分類】アダラート(ニフェジピン)Ca拮抗薬

【副作用】
全身の皮膚が赤くなり、ただれることがある。勃起不全が起きるとの報告も。

 

【商品名(一般名)/分類】アーチスト(カルベジロール)β遮断薬

【副作用】
交感神経の働きを抑えて、心臓の過剰な働きを抑える薬。増量時に、失神を起こすことも。

 

【商品名(一般名)/分類】アテレック(シルニジピン)Ca拮抗薬

【副作用】
足の甲、くるぶし、まぶた、手指がむくみやすい。服用期間が長いほど、発症の確率が高くなる。

 

【商品名(一般名)/分類】アバプロ(イルベサルタン)ARB

【副作用】
痛み止め(NSAIDs)と併用すると、もともと腎臓の悪い人は、病状を悪化させるおそれがある。

 

【商品名(一般名)/分類】アムロジン(アムロジピン)Ca拮抗薬

【副作用】
歯茎が腫れて、歯が抜けることがある。長期服用後に起こるため、医師も副作用だと気づきにくい。

 

【商品名(一般名)/分類】アルダクトン(スピロノラクトン)K保持性利尿薬

【副作用】
心不全合併者に処方されることが多い。男性は乳首が腫れて痛むなど、性ホルモンの副作用が出る。

 

【商品名(一般名)/分類】イルベタン(イルベサルタン)ARB

【副作用】
ラジレス(降圧剤)と併用すると、腎障害や高カリウム血症、低血圧などが発生しやすくなる。

 

【商品名(一般名)/分類】エックスフォージ(バルサルタン/アムロジピン)
ARB・Ca拮抗薬

【副作用】
心臓の障害が起きて、脈が飛ぶ、脈が遅い、胸が苦しい、ふらつく、失神などの症状が出る。

 

【商品名(一般名)/分類】オルメテック(オルメサルタン)ARB

【副作用】
重い腸疾患を引き起こすなど、安全面に問題があり、フランスでは2017年に保険適用から外された。

 

【商品名(一般名)/分類】セララ(エプレレノン)K保持性利尿薬

【副作用】
高カリウム血症になることも。カリウム濃度が高くなると、不整脈、心停止のリスクが高まる。

 

【商品名(一般名)/分類】ディオバン(バルサルタン)ARB

【副作用】
2013年に臨床試験のデータが改竄されていたことが明らかになり、有用性に疑いがもたれている。

 

【商品名(一般名)/分類】ナトリックス(インダパミド)非チアジド系降圧利尿剤

【副作用】
糖尿病や痛風が悪化することも。アーチスト(降圧剤)との併用で血糖値が高くなりやすくなる。

 

【商品名(一般名)/分類】ブロプレス(カンデサルタン)ARB

【副作用】
意識を失うほどの眠気に襲われやすい。服用後の突然の眠気で、交通事故を起こした人もいる。

 

【商品名(一般名)/分類】ミカムロ(テルミサルタン/アムロジピン)ARB・Ca拮抗薬

【副作用】
傷口をふさぐ作用をもつ血小板が減少して、あおあざや、鼻血、歯茎からの出血に見舞われる。

 

【商品名(一般名)/分類】ミカルディス(テルミサルタン)ARB

【副作用】
筋肉の成分が血液中に流れ出す副作用がある。手足がしびれる、力が入らないといった症状に注意。

 

【商品名(一般名)/分類】ラシックス(フロセミド)ループ利尿薬

【副作用】
利尿薬のなかでも最も効き目が強い薬のひとつ。高齢者の場合、特に脱水を起こしやすい。

 

【商品名(一般名)/分類】レザルタス(オルメサルタン・アゼルニジピン)
ARB・Ca拮抗薬

【副作用】
長期服用で、体重減少を伴う重度の下痢に見舞われやすい。高齢者では脳梗塞が起こることも。

 

【商品名(一般名)/分類】レニベース(エナラプリル)ACE阻害薬

【副作用】
アレルギー反応を引き起こすこともある。高い頻度で、痰を伴わない空咳が出ると報告されている。

 

 

 

〜糖尿病の薬〜

【商品名(一般名)/分類】アマリール(グリメピリド)スルフォニル尿素系

【副作用】
ベネシッド(痛風の薬)、ワーファリン(抗凝固薬)と併用すると、血糖値が下がりすぎる恐れも。

 

【商品名(一般名)/分類】エクア(ビルダグリプチン)DPP-4阻害剤

【副作用】
膝の裏側、わきの下、太ももの付け根などに強いかゆみを伴う水疱ができるという報告例がある。

 

【商品名(一般名)/分類】エクメット(ビルダグリプチン/メトホルミン)配合薬

【副作用】
降圧剤のACE阻害薬と併用すると、血糖値降下作用が強まって低血糖になり、ふらつく恐れも。

 

【商品名(一般名)/分類】グラクティブ(シタグリプチン)DPP-4阻害剤

【副作用】
関節炎を起こす副作用がある。消化器系や前立腺のがんを合併する疾患になる恐れがある。

 

【商品名(一般名)/分類】ジャヌビア(シタグリプチン)DPP-4阻害剤

【副作用】
重い副作用として膵炎が報告されている。フランスでは保険適用に制限がかけられている。

 

【商品名(一般名)/分類】スイニー(アナグリプチン)DPP-4阻害剤

【副作用】
腸閉塞が起きることがある。長引く腹痛、腹部膨満、ひどい便秘、嘔吐が起きたら要注意。

 

【商品名(一般名)/分類】セイブル(ミグリトール)α-グルコシダーゼ阻害剤

【副作用】
腸内でガスが発生して腹部膨満に。消化管穿孔や腸管壊死などの重い副作用に繋がることも。

 

【商品名(一般名)/分類】テネリア(テネリグリプチン)DPP-4阻害剤

【副作用】
特に高齢者では、薬が効きすぎることで低血糖になりやすい。ふらついて転倒骨折することがある。

 

【商品名(一般名)/分類】トラゼンタ(リナグリプチン)DPP-4阻害剤

【副作用】
間質性肺炎を発症することがある。たん、息苦しくて呼吸がしにくい、発熱などの症状に注意。

 

【商品名(一般名)/分類】ネシーナ(アログリプチン)DPP-4阻害剤

【副作用】
アクトス(糖尿病治療薬)と併用すると、むくみが出ることがある。足の甲や足首に起こりやすい。

 

【商品名(一般名)/分類】メトグルコ(メトホルミン)ビグアナイド系

【副作用】
血液に乳酸が溜まり、吐き気や下痢に襲われることがある。特に、飲酒前の服用は避けたい。

 

 

 

〜脂質異常症の薬〜

【商品名(一般名)/分類】EPLカプセル(ポリエンホスファチジルコリン)
肝臓疾患用剤

【副作用】
善玉とされるHDLコレステロールを増やす薬。ときに、軟便や吐き気などの胃腸症状が出る。

 

【商品名(一般名)/分類】クレストール(ロスバスタチン)スタチン

【副作用】

年間7億6000万錠以上処方。服用開始後5日以内に首・肩などの筋肉痛、脱力感が出やすい。

 

【商品名(一般名)/分類】ゼチーア(エゼチミブ)
小腸コレステロールトランスポーター阻害剤

【副作用】

空腹時の血糖値が上昇するという報告がある。特に、インスリン製剤を併用している人に多い。 

 

【商品名(一般名)/分類】ベザトール(ベザフィブラート)フィブラート系薬

【副作用】

肝機能障害を起こす恐れがある。食欲不振、白目や皮膚が黄色くなるなどの症状が出たら病院へ。

 

【商品名(一般名)/分類】メバロチン(プラバスタチン)スタチン

【副作用】

髪がごっそりと抜けるようになったという報告がある。特に、60代〜70代の女性で多い。

 

【商品名(一般名)/分類】リバロ(ピタバスタチン)スタチン

【副作用】

空咳、息苦しさ、発熱などの症状に襲われる間質性肺炎を発症することがある。

 

【商品名(一般名)/分類】リピディル(フェノフィブラート)フィブラート系薬

【副作用】

スタチンと併用すると、筋肉の成分が血液に溶け出して、手足にしびれ・脱力感が出やすい。

 

【商品名(一般名)/分類】リピトール(アトルバスタチン)スタチン

【副作用】

FDAは、もの忘れ、記憶障害、錯乱が報告されていると発表し、注意喚起をしている。

 

【商品名(一般名)/分類】ロトリガ(オメガ-3脂肪酸エチル)EPA・DHA製剤

【副作用】

中性脂肪を減らす薬。血が止まりにくくなるので、抜歯や手術前の服用を控えたほうがいい。 

 

 

 

〜血液サラサラの薬〜

【商品名(一般名)/分類】イグザレルト(リバーロキサバン)FXa阻害薬

【副作用】

PMDAで脳出血の報告例が多く、発売開始の2012年から2015年末迄で275件の死亡例があった。

 

【商品名(一般名)/分類】エリキュース(アピキサバン)FXa阻害薬 

【副作用】

眼が充血したり、眼から出血することがある。症状が出たら、眼科医に相談したほうがいい。

 

【商品名(一般名)/分類】プラザキサ(ダビガトラン)トロンビン阻害薬

【副作用】

セイヨウオトギリソウ(セントジョーンズワート)を含む健康食品との併用で効果が弱まる。

 

【商品名(一般名)/分類】リクシアナ(エドキサバン)FXa阻害薬

【副作用】

ロキソニン、ボルタレンなどの鎮痛薬(NSAIDs)と併用すると、出血するリスクが高まる。

 

【商品名(一般名)/分類】ワーファリン(ワルファリン)クマリン系薬

【副作用】

効き目が強いため、小さな傷でも出血が止まらなくなる。消化管出血や脳出血で死に至ることも。

 

 

 

〜胃薬〜

【商品名(一般名)/分類】ガスター(ファモチジン)H2受容体拮抗薬

【副作用】

白血球、赤血球、血小板が減少する重篤な貧血を起こすことがある。漫然と飲み続けるのは避ける。

 

【商品名(一般名)/分類】セルベックス(テプレノン)防御因子増強薬

【副作用】

重い肝機能障害を起こすことがある。食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる。茶褐色の尿に要注意。

 

【商品名(一般名)/分類】タケキャブ(ボノプラザン)PPI

【副作用】

主な副作用は便秘。クラリス(抗生物質)との併用で、PPIの血中濃度が高まり、副作用が強力に。

 

【商品名(一般名)/分類】タケプロン(ランソプラゾール)PPI

【副作用】

PPIのなかでも、慢性的な下痢に襲われる事例が多い。服用開始から1〜2ヶ月後に起きやすい。

 

【商品名(一般名)/分類】ドグマチール(スルピリド)ベンザミド系抗精神病薬

【副作用】

1973年に発売開始。75歳以上で、筋肉がこわばる、ふらつくなどパーキンソン症状が出やすい。

 

【商品名(一般名)/分類】ネキシウム(エソメプラゾール)PPI

【副作用】

PPIは認知症や心筋梗塞、脳卒中のリスクを高めるとの報告もある。短期服用に留めたほうがいい。

 

【商品名(一般名)/分類】パリエット(ラベプラゾール)PPI

【副作用】

血液中のナトリウムが減少して、吐き気、嘔吐、意識朦朧、けいれんに襲われることがある。

 

【商品名(一般名)/分類】プロマック(ポラプレジンク)防御因子増強薬

【副作用】

長期間飲んでいると銅欠乏症が出ることがある。貧血になり、息切れや立ちくらみに襲われる。

 

【商品名(一般名)/分類】ムコスタ(レバミピド)防御因子増強薬

【副作用】

年間3億9000万錠以上処方。鎮痛薬の服用による胃炎を防止する処方が多い。発疹が出ることも。

  

 

 

〜痛み止め〜

【商品名(一般名)/分類】カロナール(アセトアミノフェン)アセトアミノフェン

【副作用】

2011年から増量使用が可能になったが、特に高齢者は多量に飲み続けると肝障害が起こりやすい。

 

【商品名(一般名)/分類】セレコックス(セレコキシブ)NSAIDs

【副作用】

海外では、同タイプの薬で心筋梗塞、脳卒中のリスクが増える可能性があるとされている。

 

【商品名(一般名)/分類】トラムセット(トラマドール・アセトアミノフェン)
オビオイド(非麻薬)

【副作用】

抗不安薬など脳の神経を鎮める薬と一緒に飲むと、けいれん、呼吸抑制が起きやすい。

 

【商品名(一般名)/分類】ノイロトロピン(ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液)鎮痛補助薬

【副作用】

舌がしびれる、食べ物の味がわからなくなるなどの味覚障害が生じた報告がある。

 

【商品名(一般名)/分類】ロキソニン(ロキソプロフェン)NSAIDs

【副作用】

降圧剤と利尿薬を併用していると、急性腎不全になるリスクが急増するとの報告も。

 

【商品名(一般名)/分類】ロルカム(ロルノキシカム)NSAIDs

【副作用】

高齢者は、消化管の障害に襲われやすい。黒いタール状の便が出たら、腸内で出血している証拠。

 

以上、長くなるので前半はここまでにします。

(出典元:『週刊現代』2019年11/23・30号より)

 

 

 

★ 後半部分は、「入眠役・抗不安薬」「花粉症・アレルギーの薬」「痛風の薬」「便秘薬」「吐き気止め」「頻尿の薬」「骨粗鬆症の薬」「抗うつ薬」「認知症の薬」の最新副作用となります。

 

後半はこちらです。

週刊現代が公表!病院でよく使われる薬と「最新」副作用② 

 

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