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週刊現代が公表!病院でよく使われる薬と「最新」副作用②

 

 

 

ころもです。

 

 

お待たせ致しました。

 

2019年、11/23・30号『週刊現代』から、厚労省が2019年9月に発表した薬の処方数データをもとに、 

「病院でいま一番よく使われている薬を100種、リストアップし、その一つ一つに最新の副作用情報を記したもの」 

 

の後編(②)をご紹介します。

 

前編(①)はこちら
週刊現代が公表!病院でよく使われる薬と「最新」副作用① 

 

そういえば、

 

11月29日(金)に配信された「ニュースポストセブン」で、

”花粉症などに効く抗アレルギー薬では、「アレグラ」の服用後に「意識消失」する症例があった”

との記事がありました。

 

薬は毒にもなる、の典型ですね。

 

では後半、「入眠役・抗不安薬」「花粉症・アレルギーの薬」「痛風の薬」「便秘薬」「吐き気止め」「頻尿の薬」「骨粗鬆症の薬」「抗うつ薬」「認知症の薬」の最新副作用を、2019年11/23・30号『週刊現代』からご紹介します。

 

薬の副作用100

 

〜入眠薬・抗不安薬〜

【商品名(一般名)/分類】コンスタン(アルプラゾラム)
ベンゾジアゼピン系

【副作用】
息切れ、息苦しさ、起床時の頭痛に襲われやすくなる。特にもともと呼吸器が弱い人に多い。

 

【商品名(一般名)/分類】サイレース(フルニトラゼパム)
ベンゾジアゼピン系

【副作用】
依存性が非常に強いため、アメリカや韓国では麻薬に分類して、厳しい使用制限を課している。

 

【商品名(一般名)/分類】セルシン(ジアゼパム)
ベンゾジアゼピン系

【副作用】
筋肉の緊張を緩和させる作用があるため、ふらつきや、脱力感に襲われやすい。転倒に要注意。

 

【商品名(一般名)/分類】ソラナックス(アルプラゾラム)
ベンゾジアゼピン系

【副作用】
別の抗不安薬や抗うつ薬と併用すると、効き目が強く出すぎたり、副作用が出やすくなって危険。

 

【商品名(一般名)/分類】ハルシオン(トリアゾラム)
ベンゾジアゼピン系

【副作用】
攻撃性が増す問題が注目され、オランダでは販売が禁止され、イギリスでは保険適用から外された。

 

【商品名(一般名)/分類】マイスリー(ゾルピデム)
非ベンゾジアゼピン系

【副作用】
アメリカで、自動車事故を起こしたのに運転していた自覚がまったくない事例があり、問題に。

 

【商品名(一般名)/分類】メイラックス(ロフラゼプ)
ベンゾジアゼピン系

【副作用】
作用時間は100時間以上。副作用で興奮したり、取り乱して、かえって眠れなくなることもある。

 

【商品名(一般名)/分類】ルネスタ(エスゾピクロン)
非ベンゾジアゼピン系

【副作用】
口の中が苦い、舌がしびれる、食べ物の味がわからないなどの味覚異常があらわれることがある。

 

【商品名(一般名)/分類】レンドルミン(ブロチゾラム)
チエノジアゼピン系

【副作用】
夜間に起きた際の行動を覚えていないことが多い。夜中のトイレで転倒骨折することがある。

 

【商品名(一般名)/分類】ワイパックス(ロラゼパム)
ベンゾジアゼピン系

【副作用】
長い間飲み続けると、やめにくくなる。急に中止すると、強い不安感、不眠、幻覚があらわれる。

 

 

 

〜花粉症・アレルギーの薬〜

【商品名(一般名)/分類】アレグラ(フェキソフェナジン)
抗ヒスタミン薬

【副作用】
主な副作用は頭痛、眠気、吐き気。車の運転、危険を伴う機械の操作や作業は避ける。

 

【商品名(一般名)/分類】アレロック(オロパタジン)
抗ヒスタミン薬

【副作用】
ヒスタミンはけいれんを抑える働きを担っている。薬が脳に入ると、手足の震えが起きやすい。

 

【商品名(一般名)/分類】オノン(プランルカスト)
ロイコトリエン受容体拮抗薬

【副作用】
間質性肺炎になることがある。空咳、息苦しさ、少し動くだけで息切れするなどの前兆に注意。

 

【商品名(一般名)/分類】ケタス(イブジラスト)
メディエーター遊離抑制薬

【副作用】
血小板が減少する恐れがある。血尿や血豆、あおあざが生じたり、血が止まりにくくなる。

 

【商品名(一般名)/分類】ザイザル(レボセチリジン)
抗ヒスタミン薬

【副作用】
サンリズム(抗不整脈薬)との併用で、両剤の血中濃度が上昇するため、心不全が出やすくなる。

 

【商品名(一般名)/分類】シングレア(モンテルカスト)
ロイコトリエン受容体拮抗薬

【副作用】
新しい種類の抗アレルギー薬。まれではあるが、急性肝不全など重い肝障害になることも。

 

【商品名(一般名)/分類】タリオン(ベポタスチン)
抗ヒスタミン薬

【副作用】
年間4億錠以上処方されている。眠気、だるさ、頭痛などの副作用が出ることがある。

 

【商品名(一般名)/分類】ディレグラ(フェキソフェナジン/プソイドエフェドリン)
抗ヒスタミン薬

【副作用】
喘息などで使う気管支拡張薬(β刺激薬)と併用すると、動悸などの副作用が強まる。

 

【商品名(一般名)/分類】デザレックス(デスロラタジン)
抗ヒスタミン薬

【副作用】
筋肉のぴくつき、ふるえ、白目、硬直、全身けいれん、意識消失などの症状が報告されている。

 

【商品名(一般名)/分類】ビラノア(ビラスチン)
抗ヒスタミン薬

【副作用】
肝機能障害が起こることも。だるさ、食欲不振、茶褐色の尿が出たら、病院にかかったほうがいい。

 

 

 

〜アレルギーの薬(ステロイド)〜

【商品名(一般名)/分類】セレスタミン(d−クロルフェニラミン/ベタメタゾン)
副腎皮質ステロイド

【副作用】
多めの量を長く飲み続けると、高血圧や高血糖、胃潰瘍、骨粗鬆症、抑うつに襲われやすい。

 

【商品名(一般名)/分類】プレドニン(プレドニゾロン)
副腎皮質ステロイド

【副作用】
副作用で顔の脂肪が増えて丸く膨れ上がる。中量(15〜30mg)以上使用すると2〜3週間で出現。

 

 

 

〜痛風の薬〜

【商品名(一般名)/分類】ウラリット(クエン酸K/クエン酸Na)
酸性尿改善薬

【副作用】
尿をアルカリ化する薬。人によっては、下痢や軟便、胃の不快感などに見舞われる。

 

【商品名(一般名)/分類】ザイロリック(アロプリノール)
尿酸生成抑制薬

【副作用】
発疹など皮膚の副作用が多い。臓器障害を伴う重症例もあり、断薬しても回復しにくい。

 

【商品名(一般名)/分類】フェブリク(フェブキソスタット)
尿酸生成抑制薬

【副作用】
尿閉や腎不全を起こしやすい。利尿剤や降圧薬のARBを併用している高齢者に多い。

 

 

 

〜便秘薬〜

【商品名(一般名)/分類】アジャストA(センナエキス)
大腸刺激性下剤

【副作用】
長く使うと効き目が悪くなる。安易に増量を繰り返していると、腹痛を起こしやすくなる。

 

【商品名(一般名)/分類】アミティーザ(ルビプロストン)
上皮機能変容薬

【副作用】
新しいタイプの便秘治療薬。市販直後の調査で副作用(嘔吐、食欲減退など)が61.2%と高頻度。

 

【商品名(一般名)/分類】アローゼン(センナ/センナ実)
大腸刺激性下剤

【副作用】
長期間飲むと、血液中のカリウム濃度が低下し、だるい、筋力低下、便秘、動悸などの症状が出る。

 

【商品名(一般名)/分類】プルゼニド(センノシド)
大腸刺激性下剤

【副作用】
大腸壁が肥大化して、便秘が悪化することも。薬をやめても、回復までに約半年〜1年かかる。

 

 

 

〜吐き気止め〜

【商品名(一般名)/分類】ナウゼリン(ドンペリドン)
ドパミン受容体拮抗薬

【副作用】
セレネース(抗不安薬)、ドグマチール(抗うつ薬)と併用すると、手足の震えが強く出る。

 

【商品名(一般名)/分類】プリンペラン(メトクロプラミド)
ドパミン受容体拮抗薬

【副作用】
体のこわばりや舌のもつれなど薬剤性パーキンソン症状が出ることも。高齢女性に多い。

 

 

 

〜頻尿の薬〜

【商品名(一般名)/分類】ウリトス(イミダフェナシン)
抗コリン剤

【副作用】
急性緑内障の報告がある。目の激しい痛み、急激な視力の低下、視野の異常に襲われたら要注意。

 

【商品名(一般名)/分類】ベシケア(ソリフェナシン)
抗コリン剤

【副作用】
高齢者では、言葉が出ない、物忘れが生じるなど、一時的に認知症のような症状が出る可能性も。

 

 

 

〜骨粗鬆症の薬〜

【商品名(一般名)/分類】エビスタ(ラロキシフェン)
SERM

【副作用】
目のかすみ、視力低下が報告されている。医者も薬の副作用を疑わず、見逃すことがある。

 

【商品名(一般名)/分類】ビビアント(バゼドキシフェン)
SERM

【副作用】
長時間の移動など、体を動かさない状態が続くと、血栓症のリスクが高まる可能性がある。

 

 

 

〜抗うつ薬〜

【商品名(一般名)/分類】サインバルタ(デュロキセチン)
SNRI

【副作用】
躁うつ病では、逆効果になりやすい。前立腺肥大症、緑内障、高血圧の病状が悪化することも。

 

【商品名(一般名)/分類】デパス(エチゾラム)
チエノジアゼピン系

【副作用】
眠気やめまいを起こしたり、注意力が低下することがある。服用後の車の運転は避けたほうがいい。

 

 

 

〜認知症の薬〜

【商品名(一般名)/分類】アリセプト(ドネペジル)
コリンエステラーゼ阻害薬

【副作用】
怒りっぽくなる、暴言を吐くなどの症状が出る。服用後、短期間に出たときほど、副作用が強い。

 

【商品名(一般名)/分類】メマリー(メマンチン)
NMDA受容体拮抗薬

【副作用】
新しいタイプの薬。幻覚、錯乱に襲われて、奇声をあげたり、動いている車から飛び降りることも。

 

【商品名(一般名)/分類】レミニール(ガランタミン)
コリンエステラーゼ阻害薬

【副作用】
副交感神経を優位にするため脈が遅くなり、失神、不整脈が起きる。2018年、フランスで保険適用外に。

 

以上です。

 

 

ぜひ、参考にされてください。

 

(出典・引用元:2019年11/23・30号『週刊現代』)

 

前編(①)はこちら
週刊現代が公表!病院でよく使われる薬と「最新」副作用① 

 

 

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週刊現代が公表!病院でよく使われる薬と「最新」副作用② 

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