ころもです。
いきなり何を言い出すのか、という見出しですが、大事なことです。
あなたが知らずしらずのうちに誰かと誰かに優劣をつけて接触、あるいはお付き合いをしていくように、医者もまた患者すべてを「一律」に見ているわけではないだろうということは容易に推察できます。
なにも袖の下に……、ということではなく、
心情的に、あるいは結果として特別扱いしてしまう患者になったほうが得策ということは、自分がその立場になったと考えたら理解できるのじゃないでしょうか。
ということで今回はゼロ知識よりは「知っておいて損はない」程度の知恵として、『週刊現代』2021年5/15号より、「病院との賢い付き合い方」をチラリ、ご紹介します。
病院に行く その前に!
医者が一日一人、それこそ自分だけを患者として見てくれるならこんなにいいことはないのですが、まず医者一人に対して患者数が非常に多いということを前提に考える必要があるでしょう。
週刊現代の記事ではまず病院に行く前に
1.最近の症状の状況
2.現在の体調
3.希望する治療
などの要点を書き出しておくこと、といいます。
プラスこのメモを「外来の受付に渡しておく」と、医者はより真剣に診療をしてくれるのだとも。
画像のコピーをもらおう!
次に、検査をした際にはCTやMRI、レントゲンの
画像のコピーをもらう
ことも重要だといいます。
なかなか言い出しにくいことですが、つまらない遠慮をして命を縮める必要はサラサラありません。いうべきときには嫌われたっていうことが大事です。
あの時もっとちゃんと言っておけばよかったと天国で悔やんでも、後の祭りですからここは本当に肝心なところですね。
しかし自分を信頼していないのかと医者に嫌な顔をされるのは「やっぱり気が引ける…」という方は、
『先生のことを信頼していますが、世の中の主流のようなのでやってみたい…』
といった言い方(週刊現代にのっていた事例です)を使ったり、もっと良い言い方があればそれを普段から見つけておいたりしておくことが大事です。
当然のことであっても、
くどいようですが相手も人間ですから言い方ひとつでは気分を害するということも現実問題あるでしょう。
そこは上手に、とにかく相手のプライドを傷つけない言い方で、しかし断固としてここはつまらない遠慮などして言い出せなかったということのないようにしたいところです。
ポイント⇒強い意志を持った患者になる。そうすれば医者もあなたをぞんざいに扱うことはできなくなるはず。
シンプルなことですが、おそらく知らなければなんの準備もなく病院に漫然と出かけ、ベルトコンベアー式に流れていく商品のひとつととして扱われてしまうかもしれません。
酷な言い方ですが、
医者もまた商売です
神様でも仏様でもないので、すがるだけではなく、自分の命は自分で守るという意識でもって最低限の準備はしておきたいもの。
そういう意味では冒頭の3つぐらいはしっかり考え、準備し、しかるべきときに伝えて少しでも悔いの残らない状況へ自らを引き上げていきたいものです。
では。
(引用元:週刊現代 2021 5/15号)