ころもです。
テニスの世界ランキングは現在10位の大坂なおみ選手。
昨年の全豪オープンでの1位から低迷しているともいえるわけですが、お金にフォーカスすればこれがなんとも凄まじいわけで、
賞金とスポンサー収入を併せた金額は3740万ドル。
日本円に換算すると40億円超えというのだから別世界の話です。
この金額は5年前の2015年に1位だったマリア・シャラポワ選手の2970万ドル、日本円にして約32億円より8億円多いことになり、女性アスリートの歴代最高年収なのだとか。
いつのまにこんなに凄い人になってしまったんですかね、大阪さん。
自分のなかでは数年前までは「名前は知っているけれど……」止まりの方だったのに、ここにきて錦織選手より注目度が高くなって、米経済誌「フォーブス」に昨年6月から1年間の女性アスリート長者番付1位と発表されてしまうまでの人になるまでが、
またたく間に……
という表現を使わずにはいられないぐらい「あっという間」の出来事に感じます。
にしてもなぜにそれほど稼げるのか。
これについては6月4日号の「週刊文春」でスポーツライターが、
「内訳の大半はスポンサー収入で、昨年アディダスから大阪を引き抜いたナイキの契約金は実に年間十億円以上。計15社のスポンサーには日清食品や全日空、資生堂など日本企業も多い。テニスは欧米での社会的地位も高く、一流スポンサーが集まりやすいんです」
と明快に答えています。
確かに大手ばかりですね。
替えもきかない唯一無二であるということも、他の芸能タレントとは一線を画す理由かもしれません。
ただ他にもテニス選手はいるのになぜなのか、
という疑問については広告関係者が、
「米国人の父と日本人の母を持ち、日本のテニス協会や企業のサポートを受けつつ、米国を拠点に成功を掴んだバックボーンがある。多様性のある出自は”日本仕様”、”グローバル仕様”両面での広告戦略を可能にしています」
と回答。
なるほど、たしかに両国をまたぐハーフという存在はファンも増えやすいということは理解しやすいです。
個人的にはあのトツトツとした語り口調。
世界ランキング1位になってもそこにあまり天狗にならないというのか、有頂天になりすぎないどこか謙虚さも見え隠れし、もっといえば頂点にのぼりつめたことへの不具合さえ感じさせる戸惑いの表情なども多くのファンを魅了する、本人さえ気づかない何か特殊な魅力を感じたりもしています。
それにしても40億。
コロナ禍でツアーが中断していても、
一切影響を受けないほどに充分すぎる金額ですね。
スポーツで動く金額の大きさなのでしょうが、大坂なおみ選手の個性が呼び寄せた金額ともいえそうなので、また再開できる暁にはプレーで盛り上げて欲しいです。
ではまた。
(出典元:週刊文春 6/4号)
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