ころもです。
その道のことはその道の「プロ」に聞けということはよく聞きます。
であれば、名医と言われる医師たちが一体どんな医療保険に加入しているのか。
そこが知りたい。
ということで、今回は『週刊現代』2018年7月21・28日号に掲載されていた、以前から聞いてみたかった名医が入っている『医療保険』についてご紹介します。
何に、どう重点を置いて決めているの!?
一度加入してしまうと、当たり前のように銀行口座から引き落としをされてしまうのが保険の怖さ。
よほどのことがない限り、決して安い金額じゃないのに見直すこともしなくなっている家庭、個人がほとんどなのじゃないでしょうか。
決めるときの苦労を思えば、「このままで、ま、いいか」と思いがちだけれども、家計を見直すときに実は真っ先に見直したほうがいいのじゃないかと思うものもまた、医療保険だったりします。
生身の体、いつなんどきどうなるかわからない。
入院となったら、がんと診断されたら、そんな不安な思いを払拭するためにも、いざというときの備えは欲しい。
でも、いったいどの保険がどういう風にいいのかも本当のところ理解していないままに、疲れ切って適当なところに入ったままになっている。
そういう方も多いのじゃないでしょうか。
名医たちはこんな『医療保険』に入っているようです。
参考になること、ものがひとつでもあるといいですね。
〈名医が実際に加入している医療保険〉
◆70代 感染症医の場合
ソニー生命
「医療保険(特定疾病診断給付金特約)」約1万6000円
〈主な保障内容〉
・入院1日1万円
・手術給付金10・20・40万円
・死亡給付金100万円
・特定疾病診断時給付金100万円
〈寸評〉
病気やケガによる5日以上の継続入院や手術を一生涯保障する。がんや急性心筋梗塞、脳卒中と診断された際には100万円が支払われる特約付き。他の特約を組み合わせることも可能。
◆30代 神経内科医の場合
プルデンシャル生命
「解約返戻金抑制型入院保険」 生保込みで約3万円
〈主な保障内容〉
・入院1日1万円(最大50日まで)
・入院一時金10万円
・継続入院給付金1日1万円(10日を超えて入院した場合)
〈寸評〉
終身タイプなら保険料を支払終えた後も保障が死亡時まで継続する。入院一時金簡易支払サービスにより、退院を待たずに保険金を受け取れる。高度障害状態になれば保険料は免除。
◆50代 在宅医の場合
県民共済
「生命共済 入院保障型」 2000円
〈主な保障内容〉
・入院1日1万円(60〜65歳は7500円)
・手術2.5・5・10万円
・先進医療1万〜150万円
・死亡時10万円(60〜65歳は5万円)
〈寸評〉
保険料が安い割に先進医療まで対応しているのが魅力。65歳以降は「熟年入院型」の医療保険に切り替わり、保障内容は見直されるが、最長で85歳まで保険を延長することができる。
◆50代 在宅医の場合
第一生命
「ジャスト(総合医療保険)」約6000円(55歳時)
〈主な保障内容〉
・入院1日1万円
・入院一時給付金5万円
・入院中の手術20万円
・放射線治療給付金10万円
〈寸評〉
特定疾病保険や死亡保険などと組み合わせることもできる自由度の高い医療保険。組み合わせ保障の場合は、健康診断書を提出することで、保険料が割引になる、業界初の特約もある。
◆70代 内科医の場合
明治安田生命
「50歳からの終身医療保険」 約1万円(65歳時)
〈主な保障内容〉
・入院時支援給付金10万円
・手術給付金5万円
・放射線治療給付金10万円
〈寸評〉
入院給付金が日割り計算ではなく、一時金で支払われるので、わかりやすいと評判。5年間、健康だった場合は5万円のキャッシュバックもあり、数百円で先進医療特約がつくのも魅力だ。
◆70代 消化器内科医の場合
明治安田生命
「メディカルスタイルF(カテゴリーA)」約1万5000円(60歳時)
〈主な保障内容〉
・入院1日5000円
・入院治療費支給
・退院後通院治療費支給(公的保険の対象治療のみ)
・先進医療治療費全額支給
〈寸評〉
入院が必要な病気やケガをした場合、公的保険が適用される治療費をほぼカバーする(上限600万円)。がん特約を付加できるなど、見直しも簡単で、終身保険に変更することも可能。
◆30代 内科医の場合
メットライフ生命
「フレキシィS」 約6000円(60歳時)
〈主な保障内容〉
・10日以内の短期入院10万円
・長期入院1日5000円
・退院後の通院1日3000円
・5年ごとに5万円の祝い金(保険金の支払いがない場合)
〈寸評〉
5年間、10日以上の入院がなければ5万円のお祝い金が支払われるのがうれしい(90歳まで)。がんなどでの入院は支払い日数が無制限に。特約で認知症、介護に備えることもできる。
※ 保険料は加入年齢によって大きく変わる。
主な保障内容も保険料によって違いがある。
リアリティがあって、とても参考になりますね。
次は、がん保険を見てみましょう。
これは本当に参考になる!
〈名医が実際に加入している がん保険〉
◆70代 感染症医の場合
アフラック
「生きるためのがん保険Days1」約6000円(60歳時)
〈主な保障内容〉
・がん診断給付金50万円(初回で入院が必要な場合)
・入院1日5000円
・手術給付金10万円
・放射線治療給付金10万円
・抗がん剤治療給付金5万円
〈寸評〉
アヒルのCMでお馴染み。入院や通院日数は無制限で給付金が支払われる。がんの三大治療に備えられることに加え、先進医療にも対応。2年後に再発した場合も給付金を受け取れる。
◆60代 耳鼻科医の場合
コープ共済
「あいぷらす(入院・新がん特約)」約9000円(60歳時)
〈主な保障内容〉
・がん治療共済金50万円
・がん入院共済金1日5000円
・がん手術共済金5・10・20万円
・死亡保障100万円
・病気・ケガ入院1日3000円
〈寸評〉
生命保険にがん特約をつけた保険。70歳で満期を迎えても契約を更新すれば85歳まで加入できる。入院特約をつけることで、がん以外の病気やケガでの入院・手術にも対応可能だ。
◆50代 外科医の場合
セコム損保
『メディコム』 約4500円(50歳時)
〈主な保障内容〉
・がん診断時給付金100万円
・入院治療費全額支給
・通院治療費全額支給(5年ごとに1000万円まで)
〈寸評〉
がんと診断されたら100万円が支給され、以後、入院と通院を問わず、がん治療にかかった実費が全額保障される。三大治療のみならず、先進医療や自由診療に対応しているのが特徴だ。
◆60代 泌尿器科医の場合
FWD富士生命
「新がんベスト・ゴールドα」 約1万4000円(55歳時)
〈主な保障内容〉
・がん診断時給付金300万円
〈寸評〉
がん(悪性新生物。上皮内新生物は含まない)と診断されたときに、給付金が一括で支払われ、以後の保険料は無料になる。2年に1度を限度に、給付金は回数無制限で受け取れる。
以上となります。
大変参考になるものが多いですね。
またいい情報があればご紹介させて頂きます。
(出典・引用・参考元:『週刊現代』2018年7月21・28日号)
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