ころもです。
2月11日にWHOが新型コロナウィルスを「COVID−19」と名付けたと発表したものの、この名前で報道しているメディアはほとんど見かけません。
未だに「新型コロナウィルス」「新型肺炎」と表記しているところが多く、個人的には「武漢ウィルス」「武漢肺炎」というのがもっともふさわしいネーミングだと思いそう呼んでいます。
すべてにおいて後手後手の政府の今回のウィルス対策に対して無能という言葉が多くコメント欄でも見受けられますが、無能ということ以上に、国民を助けようという根本の「心」「気概」がそもそもないのじゃないかとすら疑っています。
武漢でコロナウィルスが発生、人口の半分近い500万人あまりが脱出、1月23日に封鎖に至った時点で世界中が市中感染状態になるのも時間の問題と素人でもたやすく予想もできたわけで、一週間遅れでWHOが非常事態宣言を出すのを待つまでもなく完全に中国からの個人も団体も入国拒否しなかった日本の対応は国民を完全に見捨てたなと不信感しかなく、その怒りは今なお続いています。
感染経路が追えない今になって初の専門家会議
そんな後手後手の対応は昨日16日に初めて開かれた専門家会議ということでもよくわかります。
1ヶ月遅い。
ウィルスの専門家でもない役人たちだけには限界があるのに、今月の16日になって初めて専門家を集め会議を開くなど、まるで感染拡大を待っていたのかと罵声を浴びせかけられても何も反論できないはず。
2/17付の朝日新聞DIGITALでは、
政府の専門家会議は17日にも受信や相談の目安を公表し、感染拡大を防ぐために不要不急の外出を控えることなどを呼びかける
とありますが、個人レベルでの対応にはすでに限界があるのだから、個々の企業や学校などの判断ではなく国が率先して通勤通学をしなくてもいい対策なり、呼びかけなどをしてある程度の強制力を果たさなければ、感染しているかもしれないけれど検査もしてもらえない、発熱も咳もない状態の一般市民たちが生活もあるのに仕事に行かない選択をする判断をするのは難しすぎるでしょう。
うがい手洗いをまんべんなくしろ、だけどマスクはない、消毒する液体も品薄か完売。
しかも、
感染していても症状が出ないこの武漢ウィルス、誰が感染しているのかも不透明の状態だというのに専門家会議の様子を写した写真では、映っている専門家たちの誰一人としてマスクをしておらず、それこそ屋形船状態のように至近距離で隣り合って座っているではないですか。
自分が感染しているかもしれないのに、感染して両隣の人間にうつす可能性がゼロじゃないのにマスクもせず新型コロナウィルスの対策を議論しあう専門家たちの危機管理のなさ。
わかりやすい姿です。
こんなときにまさか、隣の人に失礼だから、不健康だと思われたくないから、マナーとして、とか言わないですよね?
まったくもっておかしな話です。
だのに、
会議の座長を務める脇田隆字・国立感染症研究所長は終了後の会見で、
「自分が感染したら人に感染させるかもしれないし、広がるほど重症者が増える。なるべく自分が感染しない行動を」
と強調したというのだから言葉もない。
まさに今自分たちが集合して会議を開いて熱弁する場にいるのに、そこでマスクもせずに人から人に感染させるリスクを広げている状況をどう思っているのか。
もちろん参加者全員が映っている画像ではないし、議論を最初から最後まで見ていたわけじゃないので断定的なことはいえないですが、少なくとも、6時30分に配信された「朝日新聞DIGITAL」に掲載された首相官邸で、西畑氏が撮影した画像にうつる専門家ら7名、そして背後にいるカメラマンその他数名はマスクをしていません。
まるで、
自分たちだけは絶対に感染しない、感染させることはないとお墨付きをもらったかのような光景と「不要不急の外出は控えて」「自分が感染しない行動を」と呼びかける矛盾、おかしさを誰も指摘しないのか不思議で仕方ないです。
最前線でウィルスと闘っている方々の疲弊を考えれば、できることは”自分は大丈夫だろう”ではなく、自分も感染しているかもしれないという前提で注意深く行動していくしかないし、マスクがない人は入手できるまでとりあえずのマスクをハンカチやガーゼで作るなどの個々の工夫も大事でしょう。
作り方はネットを検索すればいろいろと出ていますし、簡単マスクの作り方などが今週の「女性セブン8号」に型紙付きで詳細に掲載されてもいます。
自分の身は自分で守るしかない現実。
この試練をなんとか乗り越えていきましょう。