ころもです。
寒い冬。
師走の忙しさにバランスの欠いた食事、外食などが増えて体調がいまいち、という方も多いかもしれません。
今回は「女性セブン」44号より、医師や栄養士、専門家による「冬の病気を防ぐ」食品ランキングをその理由と効果的な食べ方と共にご紹介します。
身近な食品ばかりなのが嬉しい。
冬の病気に打ち克つ食品ランキング 15
20人の「食と健康のプロ」に”冬の病気に打ち克つ食べ物”を挙げてもらったという結果になります。
1位が5点、2位が4点、3位が3点、4位が2点、5位が1点として集計され、5点以上獲得した食品の掲載。
1位 納豆 35点
【ポイント】
「豊富に含まれるタンパク質や食物繊維が腸内環境を整え、免疫力を高めてくれる」(金丸さん)
「ジピコリン酸という成分には高い抗ウィルス作用がある」(小倉さん)
「免疫力を上げるためにはミネラルの接種も重要であり、納豆のカルシウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛、銅は積極的に摂りたい」(宇田川さん)
2位 ブロッコリー 20点
【ポイント】
「茎の部分に含有されるスルフォラファンには抗酸化作用、解毒作用があり免疫力を高めてくれる」(黒田さん)
「腸内環境を整える食物繊維も豊富。この時期は旬で甘みがありおいしい」(河さん)
「粘膜を保護するβカロチンが感染症の予防をサポートしてくれる」(金丸さん)
3位 にんにく 16点
【ポイント】
「スコルジニンは血行をよくして免疫力の低下を防ぐため、インフルエンザ予防になる」(小倉さん)
「アリシンには免疫力上昇効果が。細かく刻むほど香りが強くなり、効果もアップする」(中沢さん)
「疲労回復に働きかけるビタミンB1の吸収をサポートし、インフルエンザや風邪にかかりにくい体をつくる」(望月さん)
3位 ヨーグルト 16点
【ポイント】
「含有する乳酸菌の種類によって期待される効果が違うため、自分に合ったものを見つけて欲しい」(片村さん)
「りんごなど季節の果物やハチミツを足すと乳酸菌、食物繊維、オリゴ糖のトリプルで腸内環境が整う」(磯村さん)
5位 かぼちゃ 15点
【ポイント】
「多く含有するβカロテンは高い抗酸化作用のあるビタミンAに変わり、粘膜を保護してノロウィルスなど悪性ウィルスから私たちの体を守ってくれる」
(工藤さん)
「通称『ビタミンエース』と呼ばれ、強い抗酸化作用を持つビタミンA、C、Eを含む」(宇田川さん)
「粘膜を健康に保つビタミンAを含み、感染症に対する抵抗力がつく)
(金子さん)
6位 鮭 14点
【ポイント】
「インフルエンザなど、免疫力低下で起こる疾病予防に必要なビタミンDを含むほか、抗酸化効果のあるアスタキサンチンやDHAも豊富」(堀さん)
「EPAやDHAといわれる身体によいW3脂肪酸も適度に含まれ、アンチエイジング効果も」(黒田さん)
7位 まいたけ 13点
【ポイント】
「舞茸だけが含むMD-フラクションには、NK細胞など免疫細胞を活性化して免疫力をアップする働きがある」(伊達さん)
「舞茸は、インフルエンザウィルスの増殖を抑えるタンパク質を含有することがわかっている」(望月さん)
8位 卵 11点
【ポイント】
「卵白に含まれるリゾチームは抗ウィルスの働きがあり、風邪薬の成分にも含まれる」(渡辺さん)
「免疫力を高めるビタミンDが豊富」(飛田さん)
9位 小松菜 10点
【ポイント】
「免疫力アップに欠かせないβカロテン、ビタミンC、ビタミンEがバランスよく、しかも豊富に含まれている」(工藤さん)
「鉄やカルシウムなどの不足しがちな栄養素も豊富。油と一緒に摂ることでβカロテン、ビタミンEなど脂溶性のビタミンの吸収率がよくなる」(岡田さん)
9位 しょうが 10点
【ポイント】
「鼻詰まりや咳を軽減させる作用があるとされるスキペルテンという物質が豊富に含まれている」(小倉さん)
「発汗・解毒作用は風邪を遠ざける」(藤岡さん)
9位 緑茶 10点
【ポイント】
「カテキンには抗生物質と同じ、体内の有害な菌を退治する殺菌作用がある」
(田中さん)
「こまめに飲むことで、喉の粘膜を潤してウィルスや細菌を洗い流すことができる」(前田さん)
12位 キムチ 6点
【ポイント】
「野菜そのもののビタミンや食物繊維に加えて発酵食品の乳酸菌も摂れる。腸内環境が整いスタミナも回復する」(黒田さん)
13位 豆苗 5点
【ポイント】
「粘膜を正常に保つβカロテンが豊富。油で炒めると独特のクセがやわらぐ」
(河さん)
13位 長ネギ 5点
【ポイント】
「免疫力を高めるビタミンCや、抗菌作用のある硫化アリルやアリシンが豊富」
(刀根さん)
13位 豚肉 5点
【ポイント】
「体の不調を吹き飛ばすスタミナ増強効果が期待できるビタミンB1の含有率が高い」(藤岡さん)
以上となります。
是非、この冬の健康維持に役立ててください。
ではまた。
(出典・引用元:女性セブン 44号)