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2弾!発がんリスクを上げる食物と生活習慣を女性セブン公表

 

 

 

ころもです。

 

 

健康についてしっかり考え取り組んでいる人というのは、どんな「夢追い人」より実は人生と真剣に向き合っている人という印象があります。

 

今回は、先ごろご紹介した『女性セブン』40号の「がん発症率を上げる危険な食べ物・生活習慣一覧」第2弾、続きをお送りします。

 

第3弾は追ってまた投稿させて頂きますので、今少しお待ち下さい。

 

 

〜第2弾・発がんリスクをげる・げる食べ物・生活習慣〜

 

 

❏ ぶり、さば、さんまなどの青魚をよく食べる人

→ 結腸がんのリスクが 58%減少

 

《研究・調査内容、原因・理由など》

10〜13年間にわたり追跡調査したところ、n-3不飽和脂肪酸(EPA、DPA、DHA)を多く含む青魚を多く摂取しているグループは、もっとも摂取量が少ないグループに比べ、肝がんのリスクが36%低く、結腸がんのリスクも58%低かった。肝がんの8割はB型・C型肝炎ウィルスの感染者から発生しているが、n-3不飽和脂肪酸がもつ慢性肝炎への抗炎症作用が肝がん発症を抑えていると考えられる。

《調査者/調査対象/調査公開年》

国立がん研究センター/肝がん:日本在住の45〜74才の男女約9万人 結腸がん:日本在住の45〜74才の男女約8万9000人を追跡調査/’12年、11年

 

 

❏ たらこ、イクラなど魚卵をよく食べる人

→ 胃がんのリスクが 66%上昇

 

《研究・調査内容、原因・理由など》

6〜9年間にわたる追跡調査によると、たらこやイクラなどの魚卵食品は非常に高塩分であるため、胃がんのリスクが66%上がり、がん全体のリスクも15%アップした。

 《調査者/調査対象/調査公開年》

国立がん研究センター/日本在住の45〜74才の約8万人を追跡調査/’11年

 

 

❏ ししゃも、小松菜など、カルシウムが豊富な食品を
よく食べる人

→ 男性の大腸がんのリスクが 37%減少

 

《研究・調査内容、原因・理由など》

日本在住の男女8万人を9〜12年間にわたり追跡調査したところ、男性の場合、カルシウムの摂取量がもっとも少ないグループに比べ、摂取量がもっとも多いグループは、大腸がんのリスクが37%低下していた。女性ではカルシウム摂取量と大腸がんリスクに関連は見られなかった。 

《調査者/調査対象/調査公開年》

国立がん研究センター日本在住の40〜69才の男女約8万人を追跡調査/’08年

 

 

❏ 納豆や豆腐など大豆製品をよく食べる人

→ 肝がんリスクが 2〜4倍上昇

 

《研究・調査内容、原因・理由など》

B型またはC型肝炎ウィルスの感染者は、女性の美しさや若々しさを保つとされ肝炎ウィルスを抑制する女性ホルモン(エストロゲン)の働きをイソフラボンが阻害するため、肝がんリスクが激増する。 

《調査者/調査対象/調査公開年》

国立がん研究センター/日本在住の40〜69才の男女約2万人を追跡調査/’09年

 

 

❏ 山菜や漬物を毎日たくさん食べる男性

→ 膵臓がんによる死亡リスクが 3倍上昇

 

《研究・調査内容、原因・理由など》

山菜を使った食品や漬物は高塩分食品の代表。日本在住の11万人を2年間追跡調査したところ、山菜や漬物をほとんど毎日食べる男性は、ほとんど食べない男性に比べて膵臓がんの死亡リスクが3倍高かった。 

《調査者/調査対象/調査公開年》

JACC Study/日本在住の40〜79才の男女約11万人を追跡調査/’06年

 

 

❏ 塩辛、干物、イクラなどの塩蔵食品を毎日食べる人

→ 胃がんリスクが 46%上昇

 

《研究・調査内容、原因・理由など》

高塩分の食品や塩蔵食品が脳卒中や心筋梗塞のリスクを上げることは知られているが、国立がん研究センターが8万人を対象に6〜9年追跡調査した結果によると、塩蔵食品を毎日食べる人は、ほとんど食べない人に比べ、胃がんのリスクが46%、すべての発がんリスクも11%アップしていた。 

《調査者/調査対象/調査公開年》

国立がん研究センター/日本在住の45〜74才の約8万人を追跡調査/’11年

 

 

❏ わかめなどの海藻類を毎日食べる女性

→ 乳頭がんのリスクが 71%上昇

 

《研究・調査内容、原因・理由など》

14〜17年間にわたる追跡調査によると、海藻類を週2日以下しか食べない女性に比べ、毎日食べる人は全甲状腺がんのリスクが41%アップし、甲状腺がんの中でも乳頭がんのリスクが71%アップした。特に閉経後の女性において顕著で、高齢女性は海藻類を控えた方がよいという結果に。

《調査者/調査対象/調査公開年》

国立がん研究センター/日本在住の40〜69才の女性約5万人を追跡調査/’12年

 

 

❏ ひじき、白米など無機ヒ素を多く含む食品をよく食べる喫煙男性

→ 肺がんリスクが 38%上昇

 

《研究・調査内容、原因・理由など》

ひじきや白米には発がん性のある無機ヒ素が多く含まれているが、無機ヒ素の摂取量と発がんの関連を日本在住の9万人を10〜13年間にわたり追跡調査して分析したところ、無機ヒ素の摂取量の多い喫煙男性において肺がんリスクが38%上がった。

《調査者/調査対象/調査公開年》

国立がん研究センター/日本在住の45〜74才の男女約9万人を追跡調査/’13年

 

 

❏ スナック菓子、インスタント食品などの超加工食品をよく食べる人

→ がん全体のリスクが 12%上昇

 

《研究・調査内容、原因・理由など》

フランスの10万人以上の成人男女を8年間追跡調査したところ、スナック菓子やインスタント食品などいわゆる「超加工食品」を多く食べていた人たちは、がんリスクが12%上昇した。

《調査者/調査対象/調査公開年》

フランス・パリ第13大学の研究チーム/18才以上のフランス在住10万4980人を対象にした追跡調査/’17年

 

 

❏ 唐辛子入りの激辛食品を毎日たくさん食べる人

→ 胃がんリスクが 1.71倍上昇

 

《研究・調査内容、原因・理由など》

メキシコの研究によると、唐辛子を大量に摂取する人は、あまり摂取しない人と比べ、胃がんのリスクが1.71倍だった。唐辛子が胃を傷めることが原因とみられる。

《調査者/調査対象/調査公開年》

メキシコ・国立衛生研究所/234症例の対照研究/’03年

 

 

❏ 「欧米型」食生活の人

→ 男性の場合、前立腺がんリスクが 22%上昇

→ 女性の場合、乳がんリスクが 32%上昇

 

《研究・調査内容、原因・理由など》

食生活のパターンを、野菜や果物、いも類、きのこ類、脂の多い魚などを主とする「健康型」、肉類・加工肉、パン、コーヒー、乳製品、魚介類などを主とする「欧米型」、ご飯、みそ汁、漬物、魚介類などを主とする「伝統型」の3パターンのグループに分け、男性は約14年、女性は約15年間追跡調査したところ、「欧米型」は、男性は前立腺がんのリスクが22%上昇、女性は乳がんのリスクが32%上昇した。

《調査者/調査対象/調査公開年》

国立がん研究センター/日本在住の45〜74才で、前立腺がん:男性4万3469人、乳がん:女性4万9552人を追跡調査/’18年、’16年

 

 

〜ここからは生活習慣〜 

 

❏ 食べるのが早い人

→ 胃がんリスクが 約2.5倍上昇

 

《研究・調査内容、原因・理由など》

インタビュー調査によると、早食いの人はそうでない人と比べて、胃がんにかかるリスクが2.5倍程度高かった。早食いによって、胃の粘膜が傷つけられたことが原因と考えられる。

《調査者/調査対象/調査公開年》

中国・福建医科大学/30〜79才の男女603人(内胃がん患者381人)/’03年

 

 

❏ 夕食後2時間以内に寝る人

→ 乳がん、前立腺がんリスクが 20%程度上昇

 

《研究・調査内容、原因・理由など》

約5年間の追跡調査によると、夕食後2時間以内に寝る人は、そうでない人と比べて乳がん、前立腺がんにかかるリスクが20%程度上昇した。夜に食事して次に食事するまでの間隔の長さが関係していると考えられる。

《調査者/調査対象/調査公開年》

スペイン・バルセロナ保険研究所/20〜85才の男女(女性1910人、男性1493人)/’18年

 

 

❏ 睡眠時間が1日6時間以下の女性

→ 乳頭がんリスクが 1.6倍上昇

 

《研究・調査内容、原因・理由など》

約7年間の追跡調査によると、平均睡眠時間が6時間以下の人は、良質な睡眠に導くホルモンであるメラトニンが不足しがちなため、7時間寝ている人に対して乳がんのリスクがおよそ1.6倍上昇した。

《調査者/調査対象/調査公開年》

東北大学/宮城県大崎地区在住の40〜79才の女性約2万4000人を追跡調査/’08年

 

 

❏ 夜のシフト勤務の人

→ 大腸がんリスクが 約1.3倍上昇

 

《研究・調査内容、原因・理由など》

複数の論文を比較分析した研究によると、シフト勤務などで夜に活動する生活をしている人は、体内時計の乱れが影響して、日勤の人に比べて大腸がんにかかるリスクがおよそ1.3倍上昇した。

《調査者/調査対象/調査公開年》

中国・浙江大学/複数論文の比較分析/’15年

 

 

❏ たばこを吸う人

→ がん全体のリスクが男性1.6倍上昇女性1.5倍上昇

 

《研究・調査内容、原因・理由など》

約10年間の追跡調査によると、たばこを吸い続けている人は、たばこに含まれている約70種類の発がん物質の影響で、たばこを吸わない人と比べて、なんらかのがんにかかるリスクが男性でおよそ1.6倍、女性で1.5倍上昇した。

《調査者/調査対象/調査公開年》

国立がん研究センター/日本全国9保健所管内に住む40〜69才の男女約9万人を追跡調査/’04年

 

 

❏ 朝起きて5分以内にたばこを吸う人

→ 肺がんリスクが 1.86倍上昇

 

《研究・調査内容、原因・理由など》

朝起きて60分以上経ってからたばこを吸う人と比較して、31分以上60分以内の人ではおよそ1.08倍、 6分以上30分以内の人ではおよそ1.4倍、 5分以内の人ではおよそ1.86倍、肺がんリスクが上がった。

《調査者/調査対象/調査公開年》

愛知県がんセンター/肺がん患者と対照群の男女各1552人ずつ/’13年

 

 

❏ お酒を飲みながらたばこを吸う人

→ がん全体の死亡リスクが 2.7倍上昇

 

《研究・調査内容、原因・理由など》

たばこを吸いながらお酒を飲む男性と全く吸わない男性とで比較すると、毎日2合程度飲む人では2.7倍、毎日4合程度の人では3.6倍、がんでの死亡率が高くなるというデータがある。これは、アルコールに含まれる酵素がたばこの発がん物質をより活性化させるためと考えられている。

《調査者/調査対象/調査公開年》

国立がん研究センター/40〜59才の男性約2万人/’02年

 

 

今回はここまでとなりますが、追って第3弾(生活習慣編のつづき)も投稿しますのでお待ち下さい。

(出典・参考元:女性セブン 40号より)

 

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