ころもです。
何を食べても美味しい、食欲の秋。
けれども、美味しいものを美味しく感じられるのは健康あってこそ。
ならば早めの健康診断、あるいは定期検診へと考えがいくものの、果たしてどういう検診を受ければいいのか途方にくれてしまうというあなた。
女性の名医が自分のために「実際に受けている」検査・検診なるものを知りたいと思いませんか。
そんな要望にマッチした記事が、本日発売11/8号『女性セブン』に特集されていました。
早速ご紹介させて頂きます。
「 健康診断」は患者の不安につけこむ「金儲け」の道具!?
どんな検診をどんな頻度で受けているか。
これ、気になりますよね。
女性の名医が自分で本当に受けている検診・検査をご紹介します。
【糖尿病内科医】
鶴田加奈子 先生
・法定検診:生活習慣病を予防するために1年に1回は受けている。
・血液検査:法定検診の中にある血液検査を年に少なくても2回は受けている。
・胸部CT・腹部CT・骨盤部CT:最近受けたが、今後も2年ごとぐらいに定期的に受けようと思っている。CTだと体の状態が輪切りに何枚も見えるので、見えにくいところがほぼなく、ある程度の大きさの以上があれば、見つけることができる。
・子宮頸がん検診:がんになる手前の状態で判断できるので毎年受けている。
・乳がん検診(超音波検査):乳がん検診は毎年受けたい。現在は授乳中のため、マンモではなく超音波を受けた。
【皮膚科・美容皮膚科医】
永井真知子 先生
・法定検診:法律で決められた項目を年1回受けるのは当然だと思っている。
・乳がん検診(マンモ)・乳がん検診(超音波検査):レディースドックの簡易版を毎年受けていて、乳がん検診に関しては、マンモグラフィーかエコーを毎年交互に受けるようにしている。
・子宮頸がん検診:ピルをのんでおり、子宮頸がんのリスクがあるので毎年受診。
・大腸がん検診:レディースドックのオプションとしてつけられるので、毎年受診。
・胃がん検診(胃部内視鏡):胃痛があったので、数年に1回くらいのペースで受診。
【形成外科・皮膚科医】
斎藤真理子 先生
・法定検診:勤務先の病院で半年に1回は行う。
・乳がん検診(超音波検査):以前経過観察になったことがあるため、半年に1回受けている。
・乳がん検診(マンモグラフィ):市の検診が2年に1回来るので其のタイミングで受けている。
・胃がん検診(胃部内視鏡)・大腸がん検診(大腸内視鏡):2年に1回受けているが、本当なら1年に1回は受けたい。
・子宮頸がん検診:出産などを挟んだため定期的ではないが受けている。
【眼科医】
鹿内真美子 先生
・法定検診:年に1回、区で施行している検診を必ず受けている。
・乳がん検診(超音波検査)(マンモグラフィー)(触診):1年に1度、乳腺専門医のもとで受診している。
・子宮頸がん検診:1年に1度、産婦人科で受診している。
・白内障検査・緑内障検査:自分で検診できるので、1年に1度チェックしている。
【内科医】
児玉華子 先生
・法定検診:一般的な項目は勤務先の病院で受けている。
・子宮頸がん・子宮体がん検診・経膣超音波検査:去年受診。婦人科系の癌は若くても受診すべきなので年に1度は受けている。
・乳がん検診(マンモグラフィ)・乳がん検診(超音波検査):3年前に受診。万本エコーは組み合わせで受診したほうがいいといわれているので、両方。
【形成外科・乳腺外科医】
矢加部彩 文 先生
・法定検診:他の検診を受けるとき、ついでに必ず受診する。
・乳がん検診(マンモグラフィ)・(超音波検査):誕生日の月に毎年受けている。マンモグラフィーとエコーは同時にやるものだと考えている。
・子宮頸がん検診:誕生日の月に毎年受けている。
・胃がん検診(胃部内視鏡):逆流性食道炎があるので、年に1回は受けている。
【産婦人科医】
高橋怜奈 先生
・法定検診:勤務先の病院で、年に1度受けている。
・子宮頸がん検診:年齢関係なく発症リスクのある病気なので、毎年受けている。
・経膣超音波検査:ガンや湯用、筋腫もわかるので、毎年受けている。
・乳がん検診(マンモグラフィー・超音波検査):30代になったときに受けようと思って受診し、これからも定期的に受診を予定している。マンモグラフィーとエコーはどちらもやる。
・クラミジア検査:パートナーがいるときは、受けるようにしてる。
【アンチエイジング専門医】
河村優子 先生
・法定検診:血圧・心電図は毎年。血糖値・肝機能・貧血は3ヶ月ごと。その結果によって、のむサプリメントを変えている。
・乳がん検診(マンモグラフィ)・(超音波検査):早期発見をするため、6ヶ月ごとに受診。
・子宮頸がん検診・子宮体がん検診・卵巣がん検診・大乗ガン検診(大腸内視鏡)・大腸がん検診(便潜血検査)・胃がん検診(胃部内視鏡)・胃がん検診(X線)・肺がん検診(X線)・骨密度検査:半年おきに2種類の遺伝子検査をして、リスクの高い項目を受診。
・動脈硬化検診:3ヶ月ごと。
・緑内障検査:1年に1回。
【産業医】
正富千絵 先生
・法定検診:できるだけ年1回は受けるようにしている。
・婦人科検診:欠かさず年1回受けるうえ乳がんのしこりなどセルフチェックは常に欠かさない。
・重金属検査:指先に小さな針をさして数滴の血液を採取する検査。今年初めて受けたが、数年に一度で十分。
【産婦人科医】
岸 郁子 先生
・法定検診:勤務先の病院で年に1回は受けるようにしている。
・子宮頸がん検診:1〜2年に1回程度。自覚症状がなく見つかりづらいので頻繁に受けたい。
・乳がん検診:1〜2年に2回程度。主にマンモ。
【内科医】
松本賛良 先生
・法定検診:自治体の検診を受けるついでに受診。
・子宮頸がん検診:自治体のもので、2年に1度。
・乳がん検診(超音波検査):最近結婚したため、その前に受けた。
以上11名になります。
それぞれの専門分野によってこだわりがありそうなのが興味深いですね。
共通している検診、またその理由なども大変参考になるところではないでしょうか。
さらに複数の医師が絶対に受けないと明かしたのが「腫瘍マーカー検査」であり、その理由は、
「腫瘍マーカー検査は、すでに診断されたがんに対し、手術がうまくいったか、抗がん剤が効いているか、など治療の経過を把握するために開発されたもの。今のところこの検査だけで、早期がんが確実に見つかる、あるいはがんではないという診断がつくものではありません。もし腫瘍マーカー検査を行うのであれば、関連する画像診断も一緒に受けたほうがよいでしょう」
とのことでした。
いかがでしたか。
自主的に決めることができる段階のものは、その自由さゆえに選択が難しいものですが、少しは参考になるでしょうか。
ではまた。
(出典・参考元:『女性セブン』2018年11月8日号)