ころもです。
車の外出が怖くなったという人は少なくないでしょう。
理不尽な理由でからまれ、暴力沙汰に巻き込まれてしまう危険性はこの時代誰にでもある。
それだけに、何をどうすれば危険なドライバー、凶暴なドライバーを回避できるのかをある程度わかっていて、それについての対策も多少なりとも知っておけば「完全なる安全確保」とまではいかないまでも「最悪から回避」できる可能性が高まるともいえる。
というわけで、
今回は「SPA!2020.2/4号」より、「凶暴ドライバー回避マニュアル」をご紹介します。
まずは、人はどんなシチュエーションでイライラする事が多いのかを記事から見てみます。
イライラするシチュエーション トップ10!
60.6% 渋滞にハマった
42.8% 時間に遅れそうだった
41.1% 周囲の車のスピードが遅かった
39.3% 周囲の車が突然車線変更した/割り込みされた
24.9% 後ろの車からあおられた
23.6% 前の車が何度もブレーキを踏んだ
23.3% 道に迷った
20.4% 青信号で前の車がスタートしなかった
18.8% 前の車が急ブレーキを踏んだ
18.7% 後ろからクラクションを鳴らされた
パナソニックが実施。
あおり運転とドライブレコーダーの使用状況に関する調査データから抜粋。20〜60代の男女2000人が対象。「運転時にイライラを感じる瞬間」のトップ10
運転というものはそもそもストレスのかかるものですが、上から3番目まであたりを見て言えることは、みな非常に時間に対して過敏だということです。
渋滞にはまることの苛立ち、
時間に遅れそうという苛立ち、周囲の車のスピードが遅かったという苛立ち…、共通することは「時間」。
これを大切に思うあまり、それを踏みにじられた、損したと感じるときなどに苛立ちが増しているように感じます。
また、4位以下の車線変更や割り込み、あおられる、幾度ものブレーキ、道に迷ったなどは、不安や危険を感じたことによるイライラ、苛立ちといえそう。
さらに、前の車がスタートしなかった、前の車が急ブレーキを踏んだ、クラクションを後ろから鳴らされたなども広い意味では「時間」「不安」「危険」のいずれもが入っているといえます。
どういう場面で人はイライラするのか。
それを知っているのとそうでないのとでは雲泥の差になります。
イライラする理由がわかれば、それについて共感することもできるし闇雲に腹が立つことも少なくなるだけ危険な場面を少なくするのに役立つかもしれませんね。
次は、
被害者の傾向と対策について
【傾向】
1. 軽自動車、自転車など「弱いもの」に乗っている
2. クラクションをよく使う
3. 追い越し車線にいるのにスピードが遅い
4. 基礎的な交通ルールがうろ覚え
5. 正義感が強すぎる
【対策】
1. 「安全運転」より「空気を読む」運転を
2. 車間距離を常にあける
3. 後方をよく確認する
4. 感情をセルフ・コントロール
5. 運転時の自分のクセを知る
なんだか「わかるな〜」という感じがします。
言えることとして、
被害者にも何がしかの原因があるということ。4番の交通ルールがうろ覚えなどは、そのまま事故に繋がるのでことに重要な点に思います。
またクセとしてすぐにクラクションを使ったり、追い越し車線なのにスピードが遅いといったことも本人は気づかない傾向もあるので、客観的にこうして知識として入れておくことは大切な気づきといえるでしょう。
対策でも「自分のクセを知る」とありますね。
感心したのは「安全運転」より「空気を読む」運転を、というところ。
どんな場面でも役立つ「絶対」というものはどんな世界でもあるようでないといってよく、その現状での最適を求める努力、知恵、柔軟さというのは大事です。
いかがでしたでしょうか。
ちょっとしたことですが、言われるまでは漠然として改めて考えることもなかった、ということもあったのじゃないでしょうか。
被害者にならないために、ぜひお役立て下さい。
ではまた。
(出典・引用元:SPA! 2020年2月4日号)