毒舌ころも

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週刊文春発!専門家が警鐘する「必要ない無駄な検査」とは

 

 

ころもです。

 

北海道、未明の大地震。
被災した皆様には心よりお見舞い申し上げます。

 

次から次へとやってくる天災。
その全てに対応していくことは口でいうほど容易ではありません。

 

地震、津波、大雨、台風、竜巻、土砂、洪水、大雪、火山、熱中症、…

もしもの備えの種類が多すぎます。

 

しかし嘆いてばかりもいられない。
個人レベルでもやれることはまだまだある。

 

防災が難しいなら、せめて減災に力を注いでいきたいものです。

 

また自分の意志とは無関係に襲ってくる天災と違い、自分自身でコントロールできる分野もある。たとえば「健康で長生きする」ために受けている検査など。

 

今回は『週刊文春』9月13日号より、「必要のない検査」についてご紹介していきます。

 胃がんの「バリウム検査」実施してるのは日本くらい!?

日本大学医学部消化器肝臓内科教授で内視鏡治療専門の後藤田医師は、

「バリウム検診の歴史的役割は終わった」

と語ります。

 

「かつては胃がんの患者が多かったので、バリウム検診をやらないよりやったほうがよかったと思います。しかし、胃がんの原因となるピロリ菌の感染率は若い人ほど低く、胃がんの患者は減少傾向にあります。また、ピロリ菌除菌後の患者も増えてきており、より詳細に胃壁を直接観察できる内視鏡検査の役割が大きくなってきています。さらに、バリウムのX線フィルムを読影できる医師も減ってしまいました。

胃がんのほとんどはピロリ菌の感染が原因です。血液検査をすればピロリ菌に感染しているかどうかわかるので、感染者か除菌経験者だけ、医師の判断で定期的に内視鏡検査を受ければいいと私は思います」

 と。

 

グレー領域が多い医療
 検査で100%確実にわかるわけではない

 

外来診療の場合、検査をすればするほど診療報酬が得られる仕組みとなっているため、CTやMRIなど何億円もする効果な装置を導入した病院では、経営者が購入費用の元を取るべく「もっと検査をするように」と医師に求めることは日常的にあるというのです。

 

病院が「経営」なのだということに改めてドキッとしますが、そういう経営者側の思惑があれば、先のような過剰な検査の犠牲になることもありうるということでしょう。

 

健康で長生きしたいという目的のために、する必要のない検査で被爆リスクを背負うという結果になったのでは泣くに泣けない。

 

医者の言いなりになるのではなく、最低限の知識を身に着ければいざというときに慌てることもなくなる。備えあればの「備え」はこの場合「知恵、知識」ということになるでしょう。

 

では「専門家が指摘する『必要ない検査』をご紹介します(『週刊文春』より)。

 

 

専門家が指摘する「必要ない検査」

 

●肺がんの胸部X線検診

【主な理由】
海外では有効性が認められておらず、行われていない。

 

 

●胃がんのバリウム検診

【主な理由】
ピロリ菌検査と内視鏡の普及で社会的使命は終わった。

 

 

●健康で無症状の人に対するPET-CT検査を使った
がん検診

【主な理由】
偽陽性が多く、患者を不安に陥れるだけ。

 

 

●10年以上の余命が見込めない男性に対する
前立腺がんのPSA検診

【主な理由】
前立腺がんを早期発見・治療しても寿命が延びる根拠がない。

 

 

●がんの初期治療を終了した無症状患者に対する
PET-CT

【主な理由】
早く再発・転移を見つけても死亡率が下がるデータはない。

 

 

●転移リスクが低い早期前立腺がん患者に対する
PET、CT、骨シンチ検査

【主な理由】
転移を見つける可能性が低く、無駄に被爆をさせるだけ。

 

 

●転移リスクが低い早期乳がん患者に対する
PET、CT、骨シンチ検査

【主な理由】
転移を見つける可能性が低く、無駄に被爆をさせるだけ。

 

 

●乳がん術後で症状のない患者に対する
PET、CT、骨シンチ、腫瘍マーカー検査

【主な理由】
早く再発・転移を見つけても死亡率が下がるデータはない。

 

 

●健康で無症状の人に対するMRIを使った
脳ドック検査

【主な理由】
くも膜下出血などの死亡を減らせる明確なエビデンスはない。

 

 

●健康で無症状の人に対するエコーなどを使った
頸動脈検査

【主な理由】
頸動脈の検査を行って手術などをしても有用というエビデンスはない。

 

 

●軽度頭部外傷に対するCT検査

【主な理由】
被爆のリスクがあり、とくに子どもはがんのリスクが高まる。

 

 

●自然軽快する腹痛(非特異的腹痛)に対する
腹部CT

【主な理由】
被爆のリスクがあり、とくに子どもはがんのリスクが高まる。

 

 

●腰痛(非特異的腰痛)に対する画像診断

【主な理由】
腫瘍の疑いや重い神経症状がない限り役に立たない。

 

 

●首の痛み肩こりの患者に対する頸部の画像診断

【主な理由】
異常が見つかったとしても、症状と一致しないことが多い。

 

 

●50歳以上のひざ痛の患者に対する関節鏡検査

【主な理由】
半数に半月板損傷が見つかるが、治療しても症状は改善しない。

 

 

 

 

以上となります。

(出典・参考元:『週刊文春』9月13日号)

 

偶発症で身体を傷つけたり、治療する必要のない病変を見つけて過剰な治療を受けるなど、検査にはさまざまなデメリットがあるということをしっかり理解し、その上で必要な検査なのかそうでないのかを見極め判断していきたいです。