ころもです。
ついに開幕した世界陸上2017ロンドン大会。
時差があるのでなかなかリアルタイムで観ることができないのが残念!
今大会で現役引退となるウサインボルトが一番気になるけれど、3人の日本人選手の結果もどうなるのか見応えがありますね。
なにせ、これまでは100m男子でスカッとする瞬間などほぼ無いに等しかったのに、世界最速、いや、人類最速のウサインボルトと並んで走ってもひけをとらない日本人が3人も出てきたのだから、そりゃあ楽しみなんてものじゃない。
3人の日本人選手から金メダルは出るか
多田修平選手、まったく知りませんでした。ケンブリッジ飛鳥選手にサニブラウン選手、あとは桐生選手がどうなるかと思っていたのに、まったく違うところから矢が飛んできたような驚きです。
ヴィジュアル面では日本短距離でトップといっていい、ケンブリッジ飛鳥選手。
ジャマイカ生まれの大阪育ち退かれは、父親がジャマイカ人、母親が日本人ということでハーフですが、かなりジャマイカな感じがしますね。
それにしても精悍な顔つきです。
そしてもう一人、サニブラウン選手は福岡出身で、父親がガーナ人、母親が日本人のハーフです。ケンブリッジ飛鳥選手とサニブラウン選手、どちらも母親は日本人なのですね。
日本人選手代表というにはだいぶお父様の血が濃いので不思議な感覚ですが、これがボルトと競い合える最後の大会なので、どうにか決勝に絡むいい走りを期待したい。
お待たせしました、
多田修平選手。100m予選6組で幸運にもボルトの右側を走るという強運に恵まれましたね!
しかも驚くなかれ、スタートして中盤ぐらいまではトップを走り、お世辞抜きで日本人とは思えぬほどにひけをとらない走りを見せてくれました。
世界陸上初出場なのに、ラストランのボルトと予選とはいえ並走できるというラッキーボーイですから、準決勝でも何かしら奇跡を起こしてくれるかもしれません。
この予選での多田選手の記録は 10秒19(追い風0.3m)で準決勝進出。
「(ボルトと隣で)うれしさが一番大きかった」
とコメントした多田選手の可能性はまだまだ未知数。
なぜこの多田選手が急成長したかというと、あの元世界記録保持者であるジャマイカの選手、アサファ・パウエル選手とアメリカの武者修行の際に一緒に練習したことが大きいようです。
帰国してから、
「黒人選手とは筋力が違う。向こうでは蹴ると教わったが、蹴るより一歩目を素早く置く感じを意識した」
と、パウエルコーチから教わったスタート技術を改良、アレンジしたわけです。
言われたことを実行できるというところがまず凄いですね。言ってる意味がこっちはよくわからないです。頭で理解できたとしても、それに足がついていかない。
「海外選手が相手でも重圧はない」
まさに、あのボルト一色のトラックの中で堂々とした走りを見せてくれました。自分の足だけでシンプルに闘うこの100mは本当に大好きな競技ですから、最後まで眠気に耐えて応援したいと思います。
それにしてもボルト、華のある選手だな。
決勝が楽しみな一方で、ずっと準決勝だったらいいのにと思うころもでした。