ころもです。
続けて高額の宝くじ当選の記事が配信されています。
もうご覧になりましたか。
なんでしょう。
非常にざわざわします。
羨ましいとか、悔しいとか、そんな感情ではなく、
これって、どうなの!?
という、いたって素朴な疑問です。
どんな疑問かといえば、
例えば今月20日にアメリカの宝くじで約760億円の当選者が出たばかりですが、普通に760億円を1人に渡すより、1億円を760人に渡すほうが世の中がよくなると個人的には思うわけです。
野暮なことを言うなと言われるかもしれないし、それが宝くじというものなんだからぐちゃぐちゃ言うなという反論もあるでしょうが、とにかくそれが個人の感想です。
許して頂きましょう。
使い切れないほどの金額を1人の人間に与える、その中身を考え直す必要があるのじゃないかと。
そんなことを考えていた矢先、20日のその報道からわずか3日後の今日、今度は繰り越した賞金が膨らんだために当選金額10億ドル、日本円にして約1040億円の当選者がアメリカの宝くじで出たとの報がありました。
史上3位の高額賞金ということでが、もはやバカバカしすぎて無言です。
1040億円
そんな金額をある日手にした人間が本当の意味で幸せな人生を送れるかどうかは、過去の当選者の「その後」を見ればわかります。
1人が1040億円をもらう。
そこから1000億円を引いた40億円にしても一生かかっても使い切ることは容易じゃないはず。もちろん使い方次第ではありますが…。
使い切れない1000億円を1人1億で1000人。
あるいは1人1000万円で1万人。
夢がないなと言われようが、宝くじというものをわかってないなと言われようが、
1人1040億円当選には違和感しかありません。
この時代、理不尽なことだらけで食べることもままならない人々がさまようなかで、使い切れない金額を1人の人間に与える。
当選したのだから、
そもそも宝くじというものはそういうものなのだから、
そんなことだけでは割り切れないものを感じます。
サラリーマンの平均生涯年収は2017年の時点で「2億1803万円」。
ここでせっかくなので、世界の平均給与を見てみましょう。
世界の平均給料 国別ランキング
資料引用元はIZANAUから。
1位 スイス 1073万円
2位 ノルウェー 921万円
3位 ルクセンブルク 899万円
4位 デンマーク 835万円
5位 オーストリア 791万円
6位 アイルランド 767万円
7位 オランダ 685万円
8位 アメリカ 645万円
9位 ベルギー 641万円
10位 カナダ 638万円
11位 スウェーデン 624万円
12位 イギリス 614万円
13位 フィンランド 608万円
14位 オーストラリア 599万円
15位 ドイツ 547万円
16位 フランス 541万円
17位 イタリア 431万円
18位 日本 429万円
19位 イスラエル 408万円
20位 スペイン 403万円
ざっとこんな感じです。
(1ドル≒113円 2017年12月時点)
もちろん、
勤務時間も内容も、税も習慣もなにもかも違う国を列挙しても比較する材料としてはあまりに虚しく無意味かもしれないですが、知っておいて損はないと思うので引用しておきました。
世の中、いろいろおかしすぎです。
では。
(引用元:テレ朝news)