ころもです。
杏さん、CMで大活躍です。
しかしだからこその悩ましき問題が浮上しているのもまた事実。
イメージ商売であるということは、イメージが固定化して永久不変であればなんの問題もないですが、ひとたびそれが崩れ去ってしまったら何もかも失いかねないというリスクを常に抱える怖さがある。
天国と地獄が背中合わせなのは何も芸能界に限ったことではないですが、CM起用をされる芸能人の場合はその起用時のイメージと「少しでもかけ離れる」と商品価値まで問われ無意味どころか負のイメージがついてしまうということでよりいっそう深刻さに拍車がかかります。
言わずもがな、といってしまっていいのだと思うのですが、
東出昌大さんの長きにわたる不倫によって離婚の危機にある杏さん。
しかし非は東出さんにあるということで、
同情こそ集まれどバッシングの対象にはなりえない杏さんの人気は下降するどころか「応援します!」の声のほうが殺到しているという状況ではあります。
ただ、人間は良くも悪くも正直なもの。
応援すると言ってもCMで見せる杏さんの役割、役柄というものは東出さんとお子さんとの仲睦まじかったであろう家庭を彷彿とさせるほんわかしたものが多く、また良妻であることを感じさせる作品が多い。
あ、杏さんだ!
と思うかたわら、「大変だろうなぁ」という嘆きもあり、視聴者にしてみればドラマで夫婦役をしていた二人のラブラブ時代と現在の状況の落差に「見てると辛い…」という心境になってしまうのも致し方ないところ。
幸せな時期が全くなかったとは思わないまでも、結婚してすぐに別の女優と不倫関係となり、イクメンどころかの東出さんであることがわかってからは幼子を抱え大変な結婚生活を送っていたのだなと連想してしまうわけで、そうなれば、エプロン姿の杏さんがキッチンで笑っているCMを観ても痛々しく観ている側が辛くなるというのも本当によく理解できます。
理屈じゃないのですよね、こういうことは。
女性誌の記者は「日刊大衆」のなかで、
「離婚すれば“家庭的な良妻”のイメージは壊れてしまいます。そうなると、これまでのようなCMに使いづらくなる。現在のようなCMを放送されている状況では、杏の離婚は非常に難しいと思います。一方で、SNSでは“CMで幸せな奥さんやってる杏見てると辛くなる”“ほんとかわいそう”と、どんなに幸せそうな役をやっても、現実がチラついてしまう、という声も実に多いです」
悩ましいです、実に。
しかし未来に希望を描けないような結婚生活を続けてのCM継続より、良妻のイメージがすべてなくなっても新たな未来を築く強い女性としての杏さんを個人的には観たいです。
では。
(出典:日刊大衆 2020.05.16)
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