ころもです。
「半沢直樹」が放送延期になりました。
久しぶりの堺雅人さんでしたが、仕方ありません。
政治とメディアは全てにおいてワンテンポ遅い気がしますが、志村けんさんが亡くなられたことで危機感が増したのか目に見える変化が多くなったように思います。
今回「日刊スポーツ」に報じられた放送延期の番組は、
・「オールスター感謝祭2020春」4/4放送
・ドラマ「半沢直樹」4月スタート
・ドラマ「私の家政婦ナギサさん」4月スタート
・ドラマ「MIU404」4月スタート
の4本。
しかしこれら作品に限らず、
すべてのジャンルのロケ、スタジオ収録が「不要不急」かつ「人命優先」という選択において徐々に様変わりしていくことでしょう。
ネットでは「この自粛の中でもテレビだけが楽しみでした」という声もあり切ないですが、正直にいってアイデアの枯渇を感じます。
あのテレビがあるからこうしよう、ああしようということにならない。
ああ、そんな番組しかないんだ、じゃあ眠る、じゃあお風呂に、そんなことが個人的にはとても増えています。
理由はいろいろありますが「事実は小説よりも奇なり」の現実が進行形であるということが一番大きいかもしれません。
あらゆる分野の放送も、今現実に世界を覆い尽くしている新型コロナウイルス(COVID-19)の現状から関心を奪い取るほどのチカラはない。
それほどに強力で巨大なこれまでの人生を一変させる事態が起こっていることで、よほどの内容でないかぎりすべてが茶番に映ってしまう。
朝ドラも大河も収録一時休止を発表
新型コロナウイルス感染拡大の影響はもちろんTBSだけの問題ではないわけで、
NHKも1日、連続テレビ小説「エール」に大河ドラマ「麒麟がくる」の収録を当面見合わせると発表しましたね。
見合わせる期間は12日までとなっていますが、それ以降も状況をみながら判断していくということなので、場合によっては相当長くなる可能性もあるでしょう。
理由は、
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、同局は今回の決定について「出演者の方々や番組スタッフの安全に配慮するとともに、感染の予防を努めていくため」と説明。「これまでも感染予防対策を徹底してきましたが、大河ドラマと連続テレビ小説は、出演者とスタッフの数が多く、演出上、安全対策にも一定の限界があると判断しました」としている。
と記事に。
志村けんさん、クドカンさん、キラメイジャー主役の小宮璃央さんなど、氷山の一角でしょうが感染していく芸能人の方が身近であれば、出演する側にしてもこの局側の判断には納得せざるをえないだろうし、人によっては有り難い判断ともいえます。
ピンチをチャンスにと簡単に言うつもりはないですが、
新たな番組だけが放送価値があるわけじゃないということにも気づいて欲しいです。
情報番組ならいざしらず、ドラマやドキュメンタリーの類いであればむしろ過去作品のほうがよほどグレードも高く面白いものがあるとさえいえるわけで、それらを放送することで外出自粛や仮に首都封鎖が3週間行われるとしても「釘付け」になるほどのものがテレビで放送されるのなら大きな娯楽と癒やしにもつながるはず。
ネットでは、
東京からロケ隊が撮影しに来ているのを見かけて、少々、恐怖を感じました。不要不急の県境を超えての撮影は控えるべきだと思います。ですから、この延期は評価します。
ドラマやバラエティーより今必要な秀逸な映画があることをTBSは忘れているのでは?
再放送、映画バンバンして下さい。その方が、テレビ局社員も多く休めますから。
2 3ヶ月再放送でも、十分大丈夫。
命の危険をさらしてまで撮影続けるものではない。昔のドラマの再放送や番組総集編などすればいい。
何事も命を危険に晒してまで先行すべきことはひとつもない。過去の素敵な作品も沢山ある。
大したことも言わないコメンテーターを何時までスタジオに読んでるのか不思議。席の間隔を広げてまで呼ぶことはないでしょう。バラエティでも、いつ収録したものか分からないけど、密着してわいわい騒いで数週間後が怖い。
芸能界からも、ボチボチ感染者が増えている。過去の作品の再放送でも、やむを得ないだろう。思い切って、懐かしい番組の再放送をして貰えないかな。個人的には、寺内寛太郎一家、時間ですよ、あぶ刑事シリーズ、ありがとう、たくさんあるなぁ。映画も良いよね。
再放送を希望、期待する声が殺到しています。
古き良きニッポンなどと使い古された言葉を使うのもなんですが、日本がまだまだ元気いっぱいだったころの素晴らしいドラマやドキュメンタリーがたくさんあるではないですか。
テレビの世界だけが新型コロナウイルスと無縁のように無駄に集まり、無駄に騒ぎ、無駄に動き回っていても視聴者はドン引きするばかりで心から楽しむどころか、この人たちを観ていても何の学びにもならないとチャンネルを変えるかYou Tubeに走るだけです。
実際、
ユーチューブの方たち全部とはいわないですが、非常に優秀な人材が多く潜んでいます。
受け身のテレビより、知りたいことを知りたい分野に没頭して学ぶことができる世界があるのに、いつまでも現実離れした不謹慎な大したコメントもいえないタレント同士のバラエティを観ていても有限な人生が泣きます。
けれども、
過去の映画やドラマを知らない今の若い人たちに再放送という形でも「元気な頃の日本」を観てもらう機会があってもいい、それは今をおいて他にないかもしれません。
全てに意味があるのなら、新しく番組が作れないという危機を好機に変えていく、それができるのは現場の人たちだけですから、ぜひ固定観念をすてて斬新な改変を期待します。
ではまた。
(出典元:日刊スポーツ 4/1(水))
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