毒舌ころも

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新型コロナ感染者が受診した病院実名リスト!週刊ポスト公表

 

 

ころもです。

 

 

不透明なことの多い日々ですが、人類の英知を集めてこの危機を乗り越えていきたいものです。

 

話は変わって、

 

先日発売された『週刊ポスト』10号に、「新型コロナウイルス感染者がかかった病院・実名リスト」なるものが掲載されていました。

 

◯名が感染した、◯十代の男性が感染した……

 

という情報は報道されるのに、自身の身を守る上でもっとも知りたいといっていい、”その感染者が受診した病院はどこなのか”が公表されることがほぼない事実。

 

濃厚接触を回避したいと考えたとき、単純に「感染者が受診した病院」がどこなのかを知りたいと思うのは至って自然なことです。

 

今回シェアさせて頂く『週刊ポスト』の記事では、

 

広島県内初の新型コロナ感染者と確認された「広島市在住、30代の男性」がPCR検査で陽性反応が出るまで、4つの病院で計8回も受診を重ねていたにもかかわらず、入院先こそ「舟入市民病院」と公表したものの、受診した4つの病院については公表していないことを例にあげ、それに関する市民の不安と疑問の声も伝えています。

 

なぜ病院名を公表しないのか。

 

それは国が公表の統一基準を設けていないから

 

医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏は、

「各自治体が各々の判断で公表範囲を決めているので、当然ばらつきが出てくる。病院の風評被害対策を取るのか、市民の予防対策を取るのかという点で判断が分かれるでしょう。病院名を公表すれば患者は激減し、病院経営には大打撃です。病院が閉鎖されたら、地域の治療拠点がひとつなくなるわけで、それは自治体としても困る、いっぽうで、市民の予防対策を取るなら、病院名まで公表したほうがいい。正解がない難しい問題で、同じ感染事例でも、国と都道府県で公表範囲が異なるケースもある」

と明かしています。

 

 

今回の『週刊ポスト』では、

 

現在(3月11日現在)までに全国紙報道ベースで公表されている、感染者が受診(院内感染含む)、入院した全国の病院を公表してくれています。

 

「議論があるのはわかりますが、感染予防を徹底するという観点から言えば、やはり病院名は公表すべきだと考えています。知らずに訪れた病院で患者が院内感染する可能性は誰にも捨てきれない。それで病棟閉鎖となれば、更に多くの患者が行き場をなくしてしまう。これまでに公表されたライブハウスなどの施設にも風評被害はあったでしょう。病院だけが特別ではない。市民の健康を守るという本来の目的に立ち返るのなら、むしろ病院側が自ら公表したほうがいいと考えます」

 

と語るのは、国際医療福祉大学大学院教授(公衆衛生学専攻)の武藤正樹医師。

 

同感です。

 

人の命を救うのが医療本来の目的であるなら、経営としての側面があるのも承知していますが、長い視座でみれば公表に踏み切ることのほうが命を預けるにふさわしい誠実で信頼のおける病院だという価値や評価を得ることに役立つでしょう。

 

広島市は、コロナウイルスが「あくまで飛沫感染するもので、空気感染はしないという点を重視しました」として病院名の公表を控えた経緯を語っていますが、時々刻々とウイルスに対する認識が改められていく現状において、この考え方は決してベストでないことは素人にもわかります。

 

最悪の事態を想定して医療にあたろうと考えれば、

 

公表しないことで”不特定多数の来院者に感染させてしまう可能性”こそ恐れるべき。

「今回報じられている患者のケースでいえば、受診先の病院でもマスクを着用しており、不特定多数の来院者に感染させた可能性はないと判断」

したとも広島市は回答していますが、それこそ詭弁ではないでしょうか。

 

マスクを着用していれば感染しないなら、なぜこのようなスケールで感染が拡大しているのか。スペシャリストであるはずの、防護服を着ていた医師たちまでもが感染してしまった事例の説明がつかない。

 

未だ知らないことがある、それが未知のウイルスに対する謙虚な姿勢、いい意味での大げさな防御であり危機意識であると考えるのが対策の基本だと思います。

 

前置きが長くなりました。

 

以下『週刊ポスト』10号より「感染者が受診・入院したと公表された病院」の実名リストをシェアさせて頂きます(3月11日現在)。

 

 

= 感染者の受診、入院が公表された病院 =

               

【北海道】

● 市立札幌病院(札幌市)

《患者情報》

60代男性が受診、その後、陽性反応

 

● 北海道医療センター(札幌市)

《患者情報》

60代女性が入院

 

● 市立旭川病院(旭川市)

《患者情報》

同院に勤務する40代女性看護師が感染

 

 

【新潟県】

● 長岡赤十字病院(長岡市)

《患者情報》

40代男性が入院

 

● 新潟市民病院(新潟市)

《患者情報》

70代女性が入院

 

● 新発田病院(新発田市)

《患者情報》

新潟市内の感染者が入院

 

 

【山梨県】

● 山梨大学病院(中央市)

《患者情報》

20代男性が入院、髄膜炎を発症

 

 

【神奈川県】

● 相模原中央病院(相模原市)

《患者情報》

80代男性が入院

 

● 足柄上病院(足柄上郡)

《患者情報》

クルーズ船の感染者を受け入れ

 

 

【東京都】

● 佼成病院(杉並区)

《患者情報》

入院患者の1人に感染が判明

 

● 牧田総合病院(大田区)

《患者情報》

同院に勤務する60代男性医師が感染

 

 

【埼玉県】

● さいたま赤十字病院(さいたま市)

《患者情報》

60代女性が受診、その後、陽性反応

 

 

【高知県】

● 細木病院(高知市)

《患者情報》

同院に勤務する30代女性職員が感染

 

● 高知医療センター(高知市)

《患者情報》

同院に勤務する30代女性看護師が感染

 

● 中内整形外科クリニック(高知市)

《患者情報》

同院に勤務する30代女性看護師が感染

 

 

 

【愛知県】

● 南生協病院(名古屋市)

《患者情報》

入院患者の感染が確認。その後、別の入院患者3人も感染

 

● 藤田医大岡崎センター(岡崎市)

《患者情報》

クルーズ船の感染者を受け入れ

 

 

 

【兵庫県】

● 北播磨総合医療センター(小野市)

《患者情報》

同院に勤務する70代男性医師が感染

 

● 仁恵病院(姫路市)

《患者情報》

同院に勤務する50代女性看護師が感染

 

 

 

【京都府】

● 福知山市民病院(福知山市)

《患者情報》

同院に勤務する40代女性介護福祉士が感染

 

 

【大阪府】

● ながはら病院(東大阪市)

《患者情報》

同院に勤務する40代女性職員が感染

 

 

【広島県】

● 舟入市民病院(広島市)

《患者情報》

30代男性が入院

 

 

【和歌山県】

● 済生会有田病院(有田郡)

《患者情報》

70代男性が入院

 

 

【熊本県】

● 熊本詫麻台リハビリテーション病院(熊本市)

《患者情報》

同院に勤務する20代女性看護師が感染

 

 (3月11日時点)

 

以上が今回『週刊ポスト』10号で公表された実名リストになります。

 

人事を尽くして天命を待つ。

 

座右の銘の1つであることの言葉を、今こそ実践するときだと。

そう感じて情報をシェアさせて頂きました。

 

共にこの困難を生き抜きましょう。

 

では。

 

(出典・参考:『週刊ポスト』10号)