ころもです。
取り返しのつかないことをした椎名林檎さん率いる東京事変。
今月のライブこそ中止にしたものの、すでに東京国際フォーラムで2日に渡って1万人近い人間を集めライブを決行したことで完全に社会を敵に回してしまいました。
本日発売『週刊新潮』3/12号では、
2月29日と3月1日のライブに参加した客が、
「9割以上の客がマスク姿で参加していました。でもライブが始まると熱気がどんどん凄くなり、曲を追うごとにマスクを外す人が増えていった。やがて興奮に我を忘れてマスクなしで叫ぶ人ばかりとなり、対策は意味を成さず、”飛沫感染しまくり”の状況でしたね」
と証言。
世間が危惧した通りの状況になっていたことがわかります
ライブが行われた東京国際フォーラムは東京都千代田区丸の内にあり、日本の玄関といっていい東京駅まで徒歩3分程度、有楽町駅までは徒歩1分という立地。
乗降客の多さはいうまでもなく、それだけに感染拡大には最悪の場所のひとつといっていいほどの場所だったわけです。
五輪中止を避けたいがための強行ライブだった!?
椎名林檎さんは東京五輪の式典総合プランニングチームのメンバーです。
そのためなおのこと政府からの自粛要請に逆らった今回の2/29,3/1の強行ライブに世間は驚きを隠せなかったわけですが、
音楽業界関係者は、
「今回のライブは東京五輪開催を見据えての復活ライブでした。告知には五輪を彷彿とさせる演出を使い、椎名自身も式典総合プランニングチームのメンバーに選出されている。五輪中止を避けたい椎名は、事態が深刻ではないことをアピールするため、開催強行に踏み切ったとの見方もあります」
とコメント。
「やはりそういう意図もあったのか」と特段驚きはないわけですが……。
なんとも浅はかで未熟な想像力となりましたね、結果として。
ありとあらゆる芸術、スポーツ、大小様々なイベントがことごとく中止されるなか、自分たち”1ロックバンド”がライブを強行したところで誰が”東京事変がライブを決行するのだから新型コロナなんて怖くない、五輪も大丈夫”だと思うでしょう。
時はまさに大阪市内のライブハウスで次々に感染者が出ている最中だったことを思えば、長時間の密閉空間で濃厚接触することになるライブは危険きわまりないという認識が強まることはあっても安心材料などかけらもなかったわけで、どれだけ認識が甘く、また裸の王様のように傲慢で無責任な強行ライブだったかということに尽きるわけです。
事実、
東京事変がライブを強行したことで感染拡大の不安がさらに広まり、世間からの批判が殺到。
椎名林檎さんが目指したかもしれない「事態が深刻ではないことをアピール」するはずのライブのせいで、東京五輪開催どころかプランニングチームメンバーから外せという声も急増、さらに今後のバンド活動も危ぶまれるほどの批判にさらされているのだから本末転倒としかいいようがありません。
未知のウイルスに対する認識の甘さというよりは、人命そのものを軽視している態度や驕りしか伝わらなかったことは自業自得、大誤算だったということになるのでしょう。
大阪市内のライブハウスでの感染者が約2週間を経た頃に見つかったように、東京国際フォーラムのライブから2週間が過ぎたあたりにどういう状況になってしまうのか、その頃の感染者に参加客がいたら今とは比べ物にならない批判を浴びることになることが想像できます。
高齢者や基礎疾患を有する方たちの不安を増やすことに加担したような形の強行ライブの罪深さは、まさにこれからということになるのでしょう。
それにしても冒頭で紹介したライブ参加客の、
「飛沫感染しまくりの状況でしたね」
の報告は想像どおりだとしても改めて恐怖を感じたもの。
重篤な方が出ないよう祈るばかりです。
では。
(出典・引用元:『週刊新潮』3月12日号)
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