ころもです。
池江璃花子さんが無事に退院されました。
感慨深いです。
しかしその朗報とほぼ同時に知ったのが、今はフリーになった元フジテレビの笠井アナウンサー「悪性リンパ腫」のニュースでした。
人生とはままならないですね。
だからこそ、今日ある命を人生最後の1日を慈しむような気持ちで丁寧に心を込めて生きていきたいものです。
さて、
ホームページに寄せられた池江璃花子さんからの直筆メッセージをこちらに文字起こしして全文ご紹介させて頂きます。
以下、原文直筆のまま忠実に「文字起こし」したもの。
↓↓↓
2月から入院生活をし、約10ヶ月の月日が経ち
この度退院することができました。
辛くて長い日々でしたが、皆様からの励ましのメッセージを見て、
早く戻りたいと強く思うことができました。応援してくださった方々や
関係者の方々、そして家族には感謝の気持ちでいっぱいです。
入院中、抗がん剤治療で吐き気が強い時や倦怠感もありましたが、
そんな時はとにかく「大丈夫、大丈夫、いつか終わる」と自分を励まし続けました。
オリンピックを目前に控えていた中、突然、大きなプールを離れ、
失ったものが多いのではと思った方もいらっしゃると思いますが、私は病気になったからこそ分かること、考えさせられること、学んだことが本当にたくさんありました。ネガティブ思考になる時もありましたが、まずは自分の気持ちをしっかり持たないといけないだと思い治療に励みました。
今後の競技活動については医師と相談しながら、水中トレーニングが
可能になり次第開始します。それまでは基礎体力をつけながら
陸上トレーニングをしていく予定です。オリンピックについてですが、
2024年のパリ五輪出場、メダル獲得という目標で頑張っていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。
2019.12.17 池江 璃花子
(引用元:池江璃花子オフィシャルサイトより)
オフィシャルサイトでの報告によれば、
2月の緊急入院後の検査結果により池江は急性リンパ性白血病と診断されました。化学療法による治療を行いましたが、治療期間中に合併症を併発したため化学療法の継続が困難となり造血幹細胞移植を行いました。その後、寛解状態を維持し体調も安定したため退院することができました。
今後も通院による治療を継続しますので、競技活動につきましては医師とも相談しながら、当面は陸上でのトレーニングを中心とした体力づくりを所属先のトレーニングコーチとともにスタートしてまいります。また、病気療養前まで担当コーチによる個別指導体制で練習をしてまいりましたが、担当コーチがルネサンスを退職されていますので、池江とのコーチ契約は解消に至っております。池江のプールでの練習復帰時期は未定ですが、復帰後はルネサンスの所属コーチによる指導を受ける予定です。
尚、恐縮ながら本件について記者会見の予定はございません。
(引用元:池江璃花子オフィシャルサイトより)
過不足がないという感じで非常に明瞭です。
まだなんといっても19歳。
2024年のパリ五輪出場はともかく、末永い人生の楽しみ、喜びを求めて充実した人生を送って欲しいと思います。
ネットの声を見てみましょう。
- 無理しなくていいです。お祖母さんの「水泳なんていいから長生きして」には泣けましたその通りだと思います。
- 医師不足がさけばれて久しいが、優秀な医療スタッフのアドバイス通りに今後も体力回復とさらなる前進に励んでいただければ…、なべおさみは止めておいたほうが絶対に良いよ。
- 文面だけ読むと本人もご家族も命がけのような日々だったのではと思います。
- でも感染症などもなく事なきを得て良かったですね。あのね、命あれば、アホでもなんでもいいんです。友達が国内に数百人もいない病気にかかってしまいまして、まだ10代ですよ。恋もしてませんよ。池江選手と同じ移植しか治療ほうがない病気です。友達のお母さんが言ってました。勉強できなくてもどれだけバカでも命さえあればそれでいいって。無理はしなくていいです。ゆっくりでいいから。1日1日を大事に生きなきゃなぁと思います。
- 若くして同じ病気の従兄弟を亡くした。ちょうど1年くらいの闘病生活だったが、とにかく生きていて欲しかった。池江さんの場合、五輪出場より生きていることだけで励みになる。
- おじさんのイメージでは白血病はガン以上に不治の病だったので本当に心配でしたし、退院の報告も嬉しかったです。医学の進歩、本人の努力、本当に凄いな〜と感心しました。
- 19歳の彼女の言葉に涙が込み上げてきます。ほんとに無事でよかった。これからの人生のほうが長いのだから、命あっての水泳だと思います。完治を祈っています。
- 選手としての活躍は2の次、3の次として、とにかく治療に専念してほしい。十分に状態が安定したら指導者として花を咲かせてほしい。
温かいメッセージ、そして我が子のような想いでいるご高齢の方のコメントも多いなと感じたものです。
(引用元:デイリースポーツ 12/17(火) 18:21配信)
目標があることは素晴らしいですが、
生きるために必ずしも大きな目標がある必要はないと最近はつくづく思うようになりました。
生きている、生きていく
それだけで大変な偉業です。
他人の期待に応えることより、自分の声に真っ正直に生きましょう。
もし池江さんが今回の病気を体験して水泳以上の何かを見つけたなら、世間の期待や思惑などに深慮や遠慮をすることなく、ただ一度きりの人生を自分の声に素直に生きる選択もあっていいと思います。
いずれにしろ、これからも応援します。
退院、おめでとうございました。
ではまた。
(出典・引用元:デイリースポーツ 12/17(火) 18:21配信)
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