ころもです。
目薬を買いにドラッグストアに行くだけでも、その数の多さに圧倒されます。
余裕のある状況での買い物ならまだしも、これがすぐにも欲しい市販薬の場合、的確なアドバイスがあればどれほど助かるか。
長雨で体調を崩しやすいこの時期。
ほんの少しの知識やアドバイスがあれば、膨大な市販薬の前で途方にくれることも少なくなるかもしれません。
ということで、今回は最新保存版として紹介された「女医が本当に飲んでいる市販薬」をトップ5までご紹介させて頂きます。
個人差がありますので、あくまでも参考程度に。
医師は自分で自分の診療をし、薬を処方することができない
医者の不養生とはよくいいますが、医師は「自分で自分の診療をして、薬を処方することはできない」といいます。
具合が悪くなれば自分以外の医師に診てもらう必要がある。
しかし多忙のため病院に行くことがなかなかできない。
つまり、市販薬に頼らざるを得ない現実があるということです。
今回は8月1日号『女性セブン』の記事に基づき、16人の女医への取材結果からわかった「彼女たちが頼る市販薬は何なのか」部門別にランキングを発表します。
ではさっそく見ていきましょう。
※ランキングは16人の女性医師にカテゴリー別に推奨する薬を上位3つ挙げてもらい、推奨度が高いものから3点、2点、1点として計算。上位5位までを掲載。
❏女医がのんでいる風邪薬 ランキング
1位:葛根湯(ツムラ/クラシエ) 17点
《コメント》
「風邪のひき始めに、まず飲むようにしている。頭痛にも効果があるため、家庭に常備してあると便利」(内科医・石川小百合さん)
「喉が痛い時は液体の方が飲みやすいため、液体タイプを選ぶことが多い」(耳鼻咽喉科医・木村聡子さん)
2位:パブロンシリーズ(大正製薬) 6点
《コメント》
「昔からある薬のため、安心感がある。効果もしっかりと出る」(宇井さん)
「手に入りやすいうえ、風邪の諸症状に幅広く効く」(池下さん)
3位:麦門冬湯(ばくもんどうとう:ツムラ/クラシエ) 3点
《コメント》
「咳が出るようになったら服用します。1日2回、朝と夜にしっかり飲めばすぐに効果が出る」(加藤陽子さん)
3位:タイレノールA(武田コンシューマーヘルスケア) 3点
《コメント》
「解熱鎮痛薬として、風邪の際の熱の症状によく効く」(大西さん)
3位:補中益気湯(ほちゅうえつきとう:ツムラ/クラシエ) 3点
《コメント》
「滋養強壮効果と、免疫力を高める効果がある。風邪のひき始めに使うといい」(医療法人康梓会統括院長・日比野佐和子さん)
3位:ペラックT錠(第一三共ヘルスケア) 3点
《コメント》
「喉の腫れや痛みにとにかく効く」(デンタルオフィス新宿・長澤彩さん)
❏女医が使っている鎮痛薬 ランキング
1位:ロキソニンS(第一三共ヘルスケア) 9点
《コメント》
「処方薬と同じ用量の成分が入っており、効果も高く、手に取りやすい」(柴さん)
「頭痛や生理痛に対して、とにかくすぐに効く」(矢加部さん)
2位:バファリンシリーズ(ライオン) 8点
《コメント》
「成分のバランスがよく、信頼できる。安価のため、緊急の際に買いやすい」(高橋さん)
「処方薬の解熱鎮痛薬は、胃薬が一緒に処方されるが、市販のバファリンは、解熱鎮痛の役割と胃への負担を減らす効果を両立させているため服用が便利」(宇井さん)
3位:ノーシン(アラクス) 2点
《コメント》
「病院で処方される『カロナール』と同等成分で効果が期待できる」(鈴木さん)
3位:イブA(エスエス製薬) 2点
《コメント》
「ロキソニンやバファリンよりもこちらの方が効くという人も。鎮痛薬は相性もあるため、実際に使用した体感も含めて選んで欲しい」(柴さん)
3位:ナパゲルン配合の軟膏(久光製薬ほか) 2点
《コメント》
「軟膏タイプの薬。肩こりなどの痛みを鎮痛し、かぶれることも少ない」(池下さん)
❏女医が使っている湿疹・皮膚炎薬 ランキング
1位:ワセリン(大洋製薬ほか) 6点
《コメント》
「特に白色ワセリンは保湿力が高く、おすすめ」(宇井さん)
2位:紫雲膏(しうんこう:ツムラ/クラシエ) 3点
《コメント》
「成分の紫根には、抗炎、抗菌、解毒作用があり、やけどや擦り傷、湿疹などに使えるため、非常に万能」(長澤さん)
2位:オイラックスA(第一三共ヘルスケア) 3点
《コメント》
「かゆみなどの皮膚の炎症に効果がある。病院で処方される薬と同等成分であるため、効果効能が期待できる」(鈴木さん)
2位:メンソレータムADクリームm(ロート製薬) 3点
《コメント》
「かゆみを感じる神経の働きを弱める成分が多く入っており、応急処置には最適」(加藤陽子さん)
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2位:ボルタレンEXゲル(グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン) 3点
《コメント》
「手に入りやすくよく効く。湿布タイプのものよりかぶれなどの皮膚症状が起きにくいところもいい。副作用として報告される紫外線による光線過敏症に気をつけて使ってほしい」(渋谷セントラルクリニック院長・河村優子さん)
2位:アクチビア軟膏(同上) 3点
《コメント》
「ストレスによる口唇ヘルペスに効く。薬局で購入できるため重宝している」(矢加部さん)
❏女医が飲んでいる漢方薬 ランキング
1位:葛根湯(ツムラ/クラシエ) 12点
《コメント》
「飲むと冷え性が改善され、自然治癒能力も高まる」(宇井さん)
「必ず常備して、体調の悪化を感じたらすぐにのんでいる」(森さん)
2位:小青竜湯(しょうせいりゅうとう:ツムラ/クラシエ) 6点
《コメント》
「鼻の不調にいい。病院処方のものと同成分のため、効果が期待できる。常備しておきたい」(鈴木さん)
3位:命の母(小林製薬) 3点
《コメント》
「漢方とビタミンがバランスよく入っている。1日3回欠かさず飲むようにしており、飲み忘れるとむくみを感じるほど」(森さん)
3位:八味丸(はちみがん:ツムラ/クラシエ) 3点
《コメント》
「冷え予防や血行促進、疲労回復のために服用している。丸錠で飲みやすいというメリットも」(加藤智子さん)
5位:芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう:ツムラ/クラシエ) 2点
《コメント》
「筋肉のケイレンやコムラガエリなどにいい。もしもの時のために常備している」(鈴木さん)
❏女医が飲んでいる鼻炎薬 ランキング
1位:アレグラFX(久光製薬) 19点
《コメント》
「眠くならないため、これ一択。花粉の季節になったなと少しでも感じたら、すぐに服用するようにしている」(森さん)
「処方薬との効果の差もなく、眠気も少ないため使用している」(矢加部さん)
2位:アレジオン20(エスエス製薬) 11点
《コメント》
「病院で処方されているものと同成分、同用量のため使用。副作用が少ないのもいい」(鈴木さん)
「1日1回の服用でいいため非常に便利。眠くなりづらいため、生活に支障が出にくい」(加藤陽子さん)
3位:クラリチンEX(大正製薬) 7点
《コメント》
「1日1回1錠で済むという便利さに加え、眠気がこないため使用」(木村さん)
「処方薬『ロラタジン』と同じ成分だから」(あいこ皮フ科クリニック院長・柴さん)
4位:ナザール(佐藤製薬) 3点
《コメント》
「ステロイドが入っておらず、誰でも使いやすい万人向けの薬」(池下さん)
5位:小青竜湯(しょうせいりゅうとう:ツムラ/クラシエ) 2点
《コメント》
「漢方薬だが特にアレルギーによる咳や鼻炎に効果があるため、花粉症の時期は常備している」(石川さん)
❏女医が飲んでいる胃腸薬 ランキング
1位:ガスター10(第一三共ヘルスケア) 21点
《コメント》
「処方薬と同じ効果があるため、病院が閉まっているような緊急時に対応できる」(井上さん)
「胃もたれ時に服用。ほかの薬よりも長時間効果が持続するところがいい」(長澤さん)
2位:太田胃散(太田胃散) 3点
《コメント》
「胸やけの症状がすっきりするうえ、副作用も少なく使いやすい」(矢加部さん)
2位:セルベール(エーザイ) 3点
《コメント》
「食べた後の胃もたれに使用。基本的には食後に服用すべき薬だが、外食など胃に負担のかかる食事の際は、食前にのむことも」(森さん)
4位:サクロンQ(エーザイ) 2点
《コメント》
「強い胃痛によく効くうえ、あまり体に負担がない。バランスのいい薬」(長澤さん)
5位:新ビオフェルミンS錠(ビオフェルミン製薬)2点
《コメント》
「腸内環境を整えることは、身体全体の健康を整えることにつながるから」(高橋さん)
「下痢が主な症状の胃腸炎の場合、胃薬より効果を期待できるから」(大西さん)
>>>新ビオフェルミンS錠の詳細(楽天 / Amazon )
以上となります。
市販薬というのは症状緩和のため。そのぐらいに考えることが大事とのこと。
飲み続けても症状がおさまらない場合は病院に行く必要もあるかもしれません。効果も人それぞれ、お薬との相性もあるので、絶対というものはないということを忘れず自分に合うものを見つけていくことが大事だと個人的には思っています。
参考程度にご紹介させて頂きました。
ではまた。
(出典・引用元:『女性セブン』2019年8月1日号)
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