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米欧州では使用禁止!?発がん物質が入ってる外食の危険性とは

 

 

ころもです。

 

本日発売『週刊現代』に、今回も大変興味深い記事が掲載されていました。

 

医療健康大特集となっているその記事のタイトルは、

 

「あなたと家族を守る最新知識 第1部 「増粘剤」「トランス脂肪酸」「リン酸塩」「異性化糖」アメリカ・ヨーロッパでは使用禁止に 発がん性物質が入っているファミレス・ハンバーガ店のメニュー」


というもの。

 

ヤフーニュースを開けば毎日のように有名人のガン公表や闘病の話題が掲載され、読者はこれまで以上に健康を気遣っていいはずなのに、「それはそれ」と割り切っているかのごとく「喉元すぎれば」状態で不摂生な食生活を繰り返すばかり。

 

トランス脂肪酸入りの食事をしながら、ガン闘病をする芸能人の記事を読んで眉をしかめる。

 

しかし当然ながら、健康で毎日を送るためには知っておいたほうがいい現実というものがあるわけです。

 

その一つが、今回の『週刊現代』の記事といっていいでしょう。

 可視化が進んでいない外食産業の怖さ

安くて早くてそこそこ食べれる。

ファミレスやファストフード店を利用する人々の目的はさまざまでしょうが、おそらく「安くて早くて」という部分にはあまり異論がないことでしょう。

 

味のばらつきがなく、いつでもすぐに、安く提供できる。

 

そういったことを可能にするために何がなされているのかを考えると、やはり大量の添加物の投入によってそれらが支えられているのだろうということは容易に想像がつきます。

 

今回の記事で取り上げられている「増粘剤」「トランス脂肪酸」「リン酸塩」「異性化糖」の4つは、すべてアメリカやヨーロッパでは使用禁止の声が上がっているほど危険視されている成分であるにもかかわらず、

 

日本の外食チェーン…では未だに使われていることが多い

 

というのだから困ったものです。

 

◯ドレッシングやソースに使われる「増粘剤」
これは食品に粘り気やとろみをつけるために使われており、

「何種類も数がある増粘剤ですが、その中には発がん性が疑われるものもあります

と、食品コンサルタントの小籔浩二郎氏は語り、妊婦や高血圧の方だと、大腸に障害が出る可能性もあるとも。

 

●何に入っているのか

この「増粘剤」は、ハンバーグやコロッケや餃子に使われているといいます。理由はこれを入れないと肉がボソボソになってしまうから(それ以外のメニューでは、口溶けを良くするためにアイスクリームやヨーグルト、ちゃんぽんやラーメンなどの麺にも使われているとのこと)。

 

 

次が、

◯油を使う料理工程で投入される「トランス脂肪酸」

これは液体の植物油などを固める加工過程で生成される物質で、体内で代謝されないことから、「食べるプラスチック」と呼ばれています。

 

「小さな子どもには特に脅威となる、明確な有害物質です。妊娠や出産のトラブル、記憶力低下やさらにはガンなど、心身に悪影響を及ぼします…」

 

とは、『トランス脂肪酸から子どもを守る』の著者である、杏林予防医学研究所所長の山田豊文氏。

 

さらに、

「…栄養疫学の権威、ハーバード大学のウィレット博士は『食生活の中にトランス脂肪酸を持ち込んだことは、過去100年間で食品産業会がやらかした最大の悪事』と厳しく批判しています。少量なら問題ないという日本の見解は大間違いです」

と批判しています。

 

アメリカ食品医薬品局やカナダ保健省は、トランス脂肪酸を含む油脂類の原則使用禁止を決定しているというのに、日本では使用制限もまったくなく、スーパーやコンビニエンスストアで購入できる商品へ対する表示義務もないというのだから唖然です。

 

●気をつけたほうがいいのは


ショートニングを使う事の多い、パンやドーナツ、ホイップクリームが入ったスポンジケーキなど。

揚げ物はサクサク、クリーム類はトロトロになるというのですがこれが曲者で、体内では全身の細胞を蝕んでしまうのだという事実を知る必要があるといいます。

 

また、天ぷらやトンカツにも注意が必要だといいます。なぜなら、古い油でも着色料を混ぜるとキレイに揚がるということで、ショートニングに加えてクチナシ色素といった着色料が使われる恐れもあるからだそう。

 

健康より見た目重視といった部分が露骨すぎますね。
知らないということは本当に恐ろしい。

 

次は、

 

◯結着剤、保水剤として様々な加工食品に使われている「リン酸塩」

これは食品の色味をととのえて歯ざわりを保つために使われ大手食品メーカーから重宝されているというのですが、使用の際には靭帯に悪影響を及ぼす「毒物」となりうるのだとか。

 

「亜硝酸Naが入っている発色剤は、肉に含まれるアミノ酸と化学反応して、ニトロソアミン類という物質に変化するのですが、これに発がん性が認められています。なるべく摂取しないほうがいいでしょう」

 

とは、消費者問題研究所代表の垣田達哉氏。

 

さらに、

「この成分を過剰摂取していると、カルシウムの吸収が抑制され、骨粗鬆症や腎機能の低下、甲状腺機能に悪影響が出ることがあります。また、腎臓が弱るとリンを体外にうまく排出できずに、リンの血中濃度が上昇します。その結果、動脈硬化が進行して心筋梗塞や脳卒中を引き起こす原因にもなるのです」

とも警告。

 

●気をつけたほうがいいのはハムやソーセージといった加工食肉。

 

ハンバーグはもちろんのこと、ベーコンやソーセージが入ったカルボナーラやミックスグリルといったメニュー、そして、マカロニサラダや生ハムサラダのような、一見野菜だけのように見えながら実は加工食肉も入っているサラダなども要注意とのこと。

 

 

◯炭酸飲料に入っていることが多い「異性化糖」

市販の商品では「果糖ぶどう糖液糖」や「ぶどう糖果糖液糖」という違う名前で記載されています。

 

「肥満に子宮がん、食道がん、胃がん、肝臓がん、多発性骨髄腫などのリスクを高めることが、これまで多くの研究で明らかになっています。異性化糖の摂り過ぎは、発がん率を高めてしまうのです」 

 

とは、アメリカ・ボストン在住の内科医、大西睦子氏。

 

●注意しておきたいメニューとしては、炭酸飲料だけではなく、果実飲料といった甘みを感じるありとあらゆる飲み物。また、シリアル食品やジャム、ヨーグルトなど。

 

 

安くて手軽で…の代償が命では笑えません。

 

外食チェーン店は添加物を表示する義務がない

 

という事実がある以上、客となる自分が賢くなる以外ないのです。

 

 

〜 何をどう食べればいいのか!? 〜

 

完全に避けて通れないなら「どうでもいいや」ということではなく、少しでも加工度の低いものを中心に選ぶ、そういう道が残されています。大量の添加物が使われている事の多い外食産業で使われている業務用ドレッシングのかわりに、オリーブオイルや酢、塩を使ったり、ポテトサラダじゃなく、トマトサラダを選ぶなど。

 

面倒かもしれないというか、何も考えずファミレスやコンビニを多用していた消費者には苦痛になるレベルかもしれないですが、すべては命あってのもの。

 

ちょっとの注意深さを使うことによって、美味しいものを長く頂ける身体を維持するという思考の転換が重要かと思います。

 

これからも『週刊現代』の参考になりそうな記事を随時ご紹介していきます。

 

ではまた。

(出典・引用元:『週刊現代』2019年3月9日号)

 

 

 

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