ころもです。
メイド・イン・チャイナの危険性が改めて注目されています。
冷凍春巻きからは食品衛生法の基準値の3倍、中国産のくわいからは基準値の14倍の農薬が検出され、落花生からは発がん性のカビ毒が検出されるなどさんざん。
しかし近年さらに深刻な問題として中国製の医薬品が取り沙汰されています。
昨年には降圧剤に発ガン性物質が混入していることが発覚し、日本と香港を中心に1300万錠が回収されたほど。
さらに家電製品の事故も多発しているということで、今回は「危険な中国製品」の最新リストをご紹介します。
子供を守るための「防犯ブザー」で子供が危険に晒される
昨年の4月、国内で新入学児童に配られた防犯ブザーが破裂するという事故が相次ぎました。そこに内蔵されていたのは中国製電池。
子供の身を守るための防犯ブザーが子供の生命を脅かすという本末転倒。
笑い事じゃありません。
さっそく1月18日/25日合併号の『週刊ポスト』から、危険な「中国製品 最新リスト」をご紹介します。
---危険な中国製品 最新リスト---
ー家電
【防犯ブザー】
小学校児童向けの防犯ブザーに入っていた中国製電池の破裂事故が日本各地で多発。文科省の指導で市町村が回収(2018年4月)
【除湿乾燥機】
タイガー魔法瓶が販売する中国製除湿乾燥機で発火事故が多発。4万3000台を回収し、製品代として1台1万円を返金(2018年4月)
【携帯充電器】
Amazonがプライベートブランドで展開する中国製ポータブル充電器の発火事故が多発。26万台を回収(2018年3月)
ー医薬品ー
【降圧剤】
製薬会社・浙江天宇薬業の製造販売する降圧剤に発がん性物質「Nーニトロソジメチルアミン」の混入が発覚し、回収(2018年8月)
【狂犬病ワクチン】
製薬会社・長春長生生物科技社の狂犬病ワクチンが、14年から4年以上にわたって期限切れ原材料を使用し、製造年月日を偽装していたことが発覚(2018年8月)
【降圧剤】
製薬会社・華海薬業の製造販売する降圧剤に発がん物質「Nーニトロソジメチルアミン」が混入。1300万錠を回収(2018年7月)
ー玩具・日用品ー
【キーホルダー】
ネット通販された中国製キーホルダーで基準値を超える放射性物質(トリチウム)が検出。原子力規制庁がアマゾンジャパンとヤフー、楽天に再発防止措置を要請(2017年9月)
【シャボン玉液】
香港で流通する中国製のシャボン玉液に安全基準値を4〜5倍も超える好気性菌が含まれていることが発覚し、販売停止に(2017年5月)
ー衣類
【プルオーバー】
兵庫県のアパレルメーカーが販売する中国製プルオーバーから基準値超のホルムアルデヒドが検出され、回収(2018年3月)
ー自動車
【EV電池】
中国の自動車メーカー・力帆製の電気自動車の電池で発火事故が発生(2018年7月)
ー食品
【くわい】
都内の業者が販売する中国産のくわいから基準値の14倍の農薬「パクロブトラゾール」が検出され、回収(2018年11月)
【生鮮しそ】
大阪府の業者が販売する中国産の生鮮しそから基準値の2倍の農薬「チアクロプリド」が検出され、回収(2018年9月)
【冷凍春巻き】
イオンが販売する中国産の冷凍春巻きから基準値の3倍の農薬「ホキシム」が検出され、回収(2018年3月)
【かんぴょう】
茨城県の業者が販売する中国産のかんぴょうから基準値を超える二酸化硫黄が検出され、回収(2018年3月)
以上となります。
安いは高い。
そんな言葉が再び蘇ります。
いっときの安さで取り返しのつかない健康被害に遭わないよう、消費者が賢くなることが重要です。
安い「ヤッター!」ではなく、なぜ「安いのか」をきちっと理解、納得した上で使用する。それだけでも、加速度的に増えるばかりの中国製品から少しは身を守れるというもの。
では。
(出典元:『週刊ポスト』2019年1月18日/25日)