毒舌ころも

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健康寿命を考察!してはいけない、しないほうがよかった手術

 

 

ころもです。

 

長生き社会。
でも手放しで喜べないのは、経済的な不安もさることながら、健康で居続けることができるだろうか”という不安が常にあるからでしょう。

 

年齢を重ねていけば、道具と同じく体もあちこち不具合が出てきて、メンテナンスを行う必要も出る。

 

あそこが痛い、ここが痛い。

 

家族の悲痛な声に手術を勧めることもあるかもしれない。
でも、待って下さい。

 

もしその手術をすることによって、手術をする前より生活がしづらくなったり、体調が悪くなって人生が生きにくくなるのだとしたら一体何のための手術なのかわからない、そういうことになりませんか。

 

医師たちが自ら必要としない医療を特定

6年前から米国内科専門医認定機構財団が始めた『チュージング・ワイズリー』という全米キャンペーンがあります。

 

この『チュージング・ワイズリー(賢く選ぶ)』では、腰痛への医療行為は慎重にすべきだというのが共通認識になっているのだとか。

 

なぜなら、

 

そもそも腰痛は手術をしたところであまり効果が期待できず、予後がよくないため手術を重ねてしまうというのです。

 

その結果(2回手術をやった人は)、「全身に激しい痛みが生じる線維筋痛症の症状が出ることがあり、手術をすればするおど痛覚が過敏になり、痛みの範囲が広がっていくことがある」というではないですか。

 

これではお金と時間をかけて悪くなる選択をしたようなもので、まるで意味がないということになってしまう。

 

一例を挙げただけでも疑問だらけの手術の真実。

今回は、『週刊現代』11月3日号から「してはいけない手術、しないほうがよかった手術」をご紹介させて頂きます。

 

 

後悔をしないために「賢く選ぶ」

 

〜してはいけない手術、しないほうがよかった手術〜

 

病名:加齢黄斑変性
術後の辛さ:★★★

【リスク】
レーザー光線で病変を破壊するのだが、病変が黄斑の中心に及んでいる場合、著しい視力低下につながる。

 

 

病名:白内障
術後の辛さ:★

【リスク】
比較的簡単な手術だが、眼内炎や嚢胞様黄斑浮腫と呼ばれるむくみなどの合併症が出て、視力が低下する。

 

 

病名:緑内障
術後の辛さ:★★

【リスク】
細菌感染により眼球内が炎症を起こし、視力低下や失明も。緑内障手術のために白内障が進行することもある。

 

 

病名:脊柱菅狭窄症
術後の辛さ:★★

【リスク】
脊椎を固める手術には特に注意が必要。手術箇所が固くなってしまい、痛みがさらに悪化する可能性がある。

 

 

病名:椎間板ヘルニア
術後の辛さ:★★★

【リスク】
体への負担が大きいうえ、治る確率は低い。腰椎の神経を傷つけると車椅子生活を余儀なくされる可能性も。

 

 

病名:関節リウマチ
術後の辛さ:★★

【リスク】
手術後に、心肺機能、肝腎機能、貧血、消化管などの全身にわたって異常をきたすことがある。

 

 

病名:肩関節周囲炎
術後の辛さ:★★

【リスク】
原因がわかっていないため、手術をして痛みがなくなるかは不明。リハビリが不十分だと症状が悪化する。

 

 

病名:変形性膝関節症
術後の辛さ:★★

【リスク】
術後も痛みが取れず、再発する可能性が高い。人工関節を入れて4〜5年経つと、整体と金属の間に緩みが出る。

 

 

病名:変形性股関節症
術後の辛さ:★★

【リスク】
人工関節と生体とのつなぎ目に力がかかり、人工関節が緩んでしまったり、脱臼してしまったりする。

 

 

病名:顎関節症
術後の辛さ:★★

【リスク】
手術により顎の歪みやかみ合わせを治しても、体全体の歪みは治らないので、痛みが解消されない場合が多い。

 

 

病名:腱鞘炎
術後の辛さ:★

【リスク】
術後、痛みやしびれが出ることがある。この状態が続くと、関節や周囲の組織が固まり、指が動かなくなる。

 

 

病名:前立腺肥大
術後の辛さ:★★

【リスク】
尿漏れや勃起不全が起こる恐れがある。手術による出血や尿道に細菌が入る合併症にも注意が必要だ。

 

 

病名:未破裂脳動脈瘤
術後の辛さ:★★★

【リスク】
瘤が小さい場合、無理に手術する必要はない。手術中、患部周囲の神経を傷つけ、麻痺が残るリスクがある。

 

 

病名:不整脈
術後の辛さ:★

【リスク】
胸の筋肉の裏にペースメーカーを装着するため、傷口から炎症を起こしたり、感染症を起こしたりする。

 

 

病名:心房細動
術後の辛さ:★★

【リスク】
術後の合併症として、脳梗塞、肺静脈狭窄、横隔神経麻痺、鼠径部の血管損傷などが見られることがある。

 

 

病名:扁桃腺肥大
術後の辛さ:★★

【リスク】
手術の間、舌が強く圧迫されるため味覚障害になることがある。また術後、風邪を引きやすくなることも。

 

 

病名:アレルギー性鼻炎
術後の辛さ:★★

【リスク】
レーザーで鼻の粘膜を削りとり、空気の通り道を広げるが、削りすぎて行きがしづらくなることがある。

 

 

以上となります。

 

リスクを知り、納得して手術をしたいものです。

 

 

ではまた。

(出典・参考元:『週刊現代』2018年11月3日号)