ころもです。
本日発売の『女性セブン』5月31日号に、山口達也さんも闘病中の双極性障害、馴染み深い言葉に言い直せば「躁鬱病」の、躁状態のサインとはどんな行為なのかが9つ示されています。
本人が気づかぬとも、これら9つのサインを知ることによって、身近な人たちの病に気づいてあげることもできる。
知っていて損はないです。
本人はいたって”爽快”!?
今回の『女性セブン』に記載されていた厚生労働省ホームページや専門家の見解などによれば、次の9つの項目が躁状態のサインだということです。
以下、引用。
【睡眠欲求の減少】睡眠時間が2時間以上少なくても平気になる
【活動性の亢進】寝なくても元気で活動を続けられる
【誇大妄想】人の意見に耳を貸さない
【多弁】話し続ける
【観念奔逸】 次々にアイデアが出て来るが、それらを組み立てて最後までやり遂げることができない
【自尊心の肥大】根拠のない自信にみちあふれる
【浪費】買い物やギャンブルに莫大な金額をつぎ込む
【社交性の増加】初対面の人にやたらと声をかける
【性欲の亢進】性的に奔放になる
以上ですが、これらのうち「3つ以上」当てはまるようなら要注意だと。
記事では、現代社会では離婚や失業など「喪失体験が多い」ため、落ち込んだ気分を挽回しようとカラ元気を出して振る舞う事が多く(これを「躁的防衛」という)、それを繰り返してくると躁鬱病を発症しやすいと考えられていることを指摘。
そしてこの病気のおそろしいところというのは、
本人は”気分がいい”ので、病的な状態にあることに気づきにくいということだ
(引用元:『女性セブン』5月31日号)
と警鐘しています。
どうすればいいのか
身近な人で躁鬱病が疑われる人が居た場合、周囲の人間はどう対処していけばいいのかについて、
「うつ病と違うのは患者が躁状態を”爽快”と感じ、病気と認めないこと。躁鬱病を治すには家族が正しい認識を持ち、本人を説き伏せて、医療機関での治療が欠かせません」
(引用元:『女性セブン』5月31日号)
といいます。
本人が「爽快」と感じているというのは難儀ですね。
気分がいいのだから、自分が病気かもしれないなんて疑うこともないでしょうし、疑ってかかる人間にくってかかることはあっても、従うなんてことは非常に難しいことに思います。
だからこそ、古くて新しい問題であり続けるのかもしれません。
現在の山口さんの状態について記事では、
「大きな喪失体験に見舞われて自殺の恐れがあるため、山口さんは隔離された病室で24時間体制で監視されていると思います。それと併せ、薬物投与が行われているはずです。この病気は寛解までに4〜5年と長期治療が必要で、退院した後も、必ず薬を飲み続けなくてはいけません」
(引用元:『女性セブン』5月31日号)
というではないですか。
医療関係者の話によれば、躁鬱病患者の場合、入院できたとしても病院側の都合によって30日をめどに退院をうながされてしまうそうです。
なので家族はあらたに入院先を探さなければいけないわけですが、それにしてもまた30日ほどで退院させられてしまうことが多いため、転院地獄に見舞われてしまうと。
よく耳にする病名でしたが、なかなか手ごわいですね。
ではまた。
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