ころもです。
伊達公子選手がプロテニス選手引退をブログで表明しました。世界を舞台に活躍していた貴重なアスリートの一人の引退ということで、大変残念です。
でも、力強く元気なイメージしかない伊達さんであってもそこは46歳。
どこかで線引きは必要なわけですが、今回引退を表明する一番の決めて、理由というのは何なのかが気になりました。
昨年の離婚が関係あるのか
伊達さんは、昨年の9月に夫のミハエルさんと離婚しています。
”別別の道を歩むほうがいい”という理由から。
国際結婚したのが2001年ですから、約15年夫婦だったわけです。これはメンタル面で何も関係ないとは到底思えない。
テニスを続ける精神力が離婚を機に尽きてしまったのだろうか。
単純にそう思ったのですが、女性自身の記事によれば、伊達さんのコーチは離婚について本人から報告があったといい、「大丈夫か」とたずねると、
「大丈夫です。テニスには何の影響もありません」
と答えたといいます(引用元:女性自身9/19号)
そうなんだ‥‥
ミハエル氏との離婚はテニスに何の影響もないと断言する伊達さん、メンタルがやはり尋常じゃなく強いですね。
その辺の気持ちの転換の速さはさすが一流アスリートだと関心します。
じゃあ、なぜ今引退なの!?
もちろんいつかはテニスを引退するときはきます。
でも、それが今というのが唐突な感じが個人的にしたのですが、理由は何なのでしょうか。
いつも健康的に日焼けをしていて、白い綺麗な歯並び、鍛え上げた黒ぴかりしている筋肉を見ていると、こんなに元気なのにどうしてと思ってしまうのですが、実は満身創痍の状態で、三年前ぐらいから体は限界だったそうです。
記事の中でコーチは、
「43歳を過ぎたころから、もう体は限界でした。昨年2月、とうとう左膝にメスを入れざるをえなくなり、2度も手術を受けました。術後のリハビリには鬼気迫るものがあった。”もう一度ラケットを握りたい”という執念ですよね」
(女性自身9/19号:引用元)
と明かしています。
今は46歳。その限界からすでに3年の歳月が流れています。今年の五月には公式戦にも復帰していたのに信じられません。
コーチの話によれば、伊達さんは片時も痛み止めが手放せない状態だったといいます。手術した膝をかばうことで上半身にも負担がかかって、右肩の古傷もぶり返していたのだと。
このままテニスを続けていたら
手が上に上がらなくなって、将来日常生活にも支障がでる
と診断されたそうです。
伊達さんはまだ46歳。
日本の女性の平均寿命からすれば、まだまだ余生と呼ぶには長い人生が控えているわけです。
コーチは伊達さんの将来を心配し、
「引退した後の人生も長い。無理して競技に復帰しても、60歳、70歳になったときに車椅子になってしまったら、あかんぞ」
(引用元:女性自身9/19)
と伊達さんに話したようですが、そのときは伊達さんは笑っていたといいます。
もちろん、単純な笑いではなかったことでしょう。
でも、未来を見据えてた結果が今回の現役引退ということならば、彼女の決断をしっかり受け止めてこの先も注目していきたいですね。
ころもでした。